成田凌、松居大悟との“苦い思い出”語る デビュー当時に「悔しい」と感じた理由とは?
『愛がなんだ』『窮鼠はチーズの夢を見る』や、現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)など話題作への出演が続き、人気だけでなくその実力も認められている俳優の成田凌。高良健吾、若葉竜也ら同世代の実力派たちと高校時代の仲間を演じた成田主演映画『くれなずめ』が近日公開となります。本作は、旧友たちと過ごして思い出話に花を咲かせるうちに、ある事実が明らかになっていく、『バイプレイヤーズ』シリーズなどで知られる松居大悟監督による青春映画。デビュー当初から松居監督の映画に出たかったという成田に、監督との当時の意外なエピソードをはじめ、自身の高校時代の思い出や、現在も続く友達との交流について聞いてきました。(取材・文=望月ふみ/写真=松林満美)
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■監督から「知らない」と言われたデビュー当時
――松居監督が、実体験を基に執筆した舞台劇の映画化作品です。脚本を読んだときの感想を教えてください。
単純に面白かったです。男の子同士が「わーわー」言っている話で、こういうものって内輪っぽくなりがちなんですけど、そうはなっていなくて、最初から最後までずっと、ある緊張感が続く感じです。すっごくはしゃぐシーンもあって、はしゃげばはしゃぐほど、それが後になって効いてくるし…。後半にはいろんなことが起きるんですけど、それを含めてスゴイと思いました。
――後半の展開は、想像をはるかに超えていきますね。松居監督とは、ずっとお仕事をしたかったそうですが、実際に組まれてみていかがでしたか?
デビュー当時から、松居さんとはご一緒したいと思っていました。当時、クリープハイプの尾崎世界観さんと二人でいるときに「ミュージックビデオ、最高ですね!」という話をしていました。それを撮っていたのが松居監督で、映画も好きだったので、尾崎さんに「監督の作品に出たいので、よろしく言っておいてください」と、その場で連絡するようお願いをしたら、監督からのお返事が「知らねえ~」だったんです(苦笑)。僕、監督にとって知らない人だったんです。悔しいなと思いながら、作品が好きなので、ずっと観ていましたね…。
――今のエピソードは今回、監督にお話されました?
しました。笑っていました(笑)。今回、男6人(成田、高良、若葉、浜野謙太、藤原季節、目次立樹)がメインの話なんですが、松居監督はすごく俳優の近くにいてくれて、安心できたし救われる部分がたくさんあって、7人のようでした。男が6人もいると、楽しくなりすぎちゃうところもあるので、ちゃんと距離感を保って接してくれて、とても信頼のおける人だと感じました。赤フン(赤いふんどし)で踊るシーンの撮影では、監督も赤フンを履いていましたよ(笑)。
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