白石聖、浮所飛貴は「壁をぶち壊してくれる人」 初共演の思い語る

インタビュー
2021年5月30日 08:00

■初共演の浮所は「壁をぶち壊してくれる人」


――有馬は、ちょっと罪作りなキャラクターでもありますが、白石さん的にはどう思いますか?

先ほど、「それは好きになるわ」と言ったんですけど、実際、周りにいたとしたら…いや、もうやめてほしいです(笑)。しかも、途中から長谷部泰広(板垣瑞生)というまた魅力的なキャラクターが出てくるじゃないですか! 最初は、つかさのことをからかい半分でしたけど、途中から長谷部も変わってきて。傷ついたときに、なんだかんだ励ましてくれたり、笑わせてくれたりする長谷部がすごい大きな存在だと思うので…。私的にはみんなとにかく罪だと思います(笑)。

――現場で、男性陣はキャラクターについて何かお話していましたか?

有馬と長谷部というまったく違った性格の二人を演じている浮所さんと板垣さんに「実際、演技を見てみてどう思う?」みたいなことを聞かれました(笑)。難しい質問ですよね(笑)。でも、お二人それぞれがキャラクターを模索しながら演じていた印象です。

――そんな浮所さんとは初共演でしたね。撮影現場ではどんな感じでしたか?

浮所さん自身がすごく明るくて、とてもフレンドリーな方でした。私はいつも最初から仲良くなれないタイプで、どうしても壁を作ってしまって、そんなつもりはなくても、少し引いて見ちゃう部分があるんですけど、その壁をぶち壊してきてくれました。すごくお話しやすい空気感を作ってくれる人です。

あと、現場全体が明るかったのもありますし、周りのクラスメート役の子たちも、みんな仲良くしていて、本当の学校のクラスにいるような感じがしました。自然と、気がついたらフランクに話せる仲になっていましたね。


――白石さんは、お仕事をしながら高校生活を送っていたかと思います。実際、高校生のときはどのような感じでしたか?

少なくとも、作品のような青春は送っていませんでした(笑)。仲の良いお友達はいたので、その子たちと帰りに「どっか寄ろうよ」とファミレスに行っていましたね。誰しもが通ってきた学生生活を私も送っていました。

あと、覚えているのは文化祭です! 文化祭に対して熱量がまったくないクラスだったので、出し物が全然決まらなくて…。本番の1週間前ぐらいに「鯛焼き屋さんを開こう」と決まりました。

――え!? 間に合うんですね…!

普段あまり目立たないクラスの男の子が、家からオーブンを持って来て、急に「みんなで頑張ろう!」みたいな感じが生まれて。バタバタしていたけど、楽しかった良い思い出です。

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赤山恭子(ライター)

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