白石聖、浮所飛貴は「壁をぶち壊してくれる人」 初共演の思い語る
累計発行部数250万部を突破する人気少女漫画『胸が鳴るのは君のせい』が実写映画化し、6月4日(金)に公開。本作は、転校生の有馬隼人(浮所飛貴)を思い続ける、篠原つかさ(白石聖)の一途な片思いを描いた高校生たちの青春物語です。クランクイン!トレンドでは、全身全霊で恋をするつかさを魅力的に演じた白石にインタビューを実施。共演した浮所との撮影エピソードや、ご自身の高校生活ついてなど、気になるあれこれを聞いてきました。(取材・文=赤山恭子/写真=松林満美)
【写真】美しい!青いワンピ着こなす白石聖の全身ショット
■天真らんまんなヒロインを演じた工夫とは?
――『胸が鳴るのは君のせい』は、ヒロインのつかさが、有馬に告白して振られる、という衝撃的なシーンから始まります。演じた上で、つかさの印象を教えてください。
つかさは、振られてもめげずに頑張っている健気な子なので、すごく応援したくなるヒロインだなと思っていました。私がつかさの立場だったら、めげてしまうと思うけど、それでも諦められない気持ちはわかりますし、私だけじゃなく、誰もが共感できるんじゃないかなと思いました。
――白石さんは、つかさのどんなところに共感を?
原作も読んだんですけど、やっぱり有馬が格好良くて(笑)。どうしても胸キュンシーンに目が奪われてしまいがちだけど、何気ない日常会話の部分でも、有馬はすごく優しいので、「それは好きになっちゃうよな…」と、つかさにすごく共感できました。
――白石さんはクールビューティなイメージがあったのですが、可愛らしく、健気なつかさがすごくハマっていて驚きました。つかさを演じるとき、どんな点を工夫しましたか?
ありがとうございます。おっしゃっていただいたように、印象的な作品を挙げていただく際、ちょっと冷たさのある役を演じたものが多いんです。これまで、つかさみたいな天真らんまんで、思ったことが顔に出る子を演じる経験があまりなかったので、そういうポイントを詰め込めるところは詰めていこう、と意識して演じていました。
――具体例にどんなことを詰め込みましたか?
予告でも流れているシーンで、有馬に「私、諦めないから!」と言った後、スキップして帰って行くところがあるんですけど、そこは私のアドリブです(笑)。
――白石さんのご提案が採用されたんですね!
台本には「走っていく」とだけ書いてあったんですけど、ちょっと詰め込んでみようと思ってやってみたら、そのまま使っていただけました(笑)。私的には、お気に入りのシーンです!
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