【漫画】『結婚予定日』の魅力とは? 松田元太&大原櫻子でドラマ化された“両片思い”の胸キュンストーリー
■結城がとにかくイケメンすぎる
ここで、結城のプロフィールをおさらい。佳子の部署イチの超絶イケメン・結城は、いつもクールでミステリアスなため周りからは“AI”と言われており、普段あまり笑わない彼がスマイルを浮かべると、周囲が色めき立つほどの“高嶺の花”的存在だ。
しかも恋愛に対して不器用なタイプで、例えば部署の飲み会で、結城がこれまでの恋愛経験の話をするシーンでは、同僚女性からは「これまでずっと受け身な恋愛で行動してこなかったから、相手の女性はみんな自爆していった」と鋭い指摘を入れられてしまう。
そんな人から告白されたら「勇気づけてくれただけ」と思うかもしれない。実際筆者だったら「気のいい冗談だな」と思うし、佳子も同じく、うれしく思いながらも「真顔で冗談言う人だっけ?」と思っていた。
不器用ながらも真っすぐに思いを伝える結城
しかし、結城のアプローチは続く。翌日会社ですれ違った際には、耳元でさりげなく「昨日の件冗談じゃありませんので」とささやいたり、「宜しければお食事に行きませんか」と積極的にデートを提案したり、そのデートでサプライズの誕生日ディナーをプレゼントしたりと、不器用ながらも着実に、佳子に対して愛情を伝えていく。
これなら「1年も経たずに結婚しちゃうのではないか」と思うくらいとんとん拍子に進む二人だが、そうはいかない。結城は自分の感情に気づいたり、表に出したりするのが得意ではなく、それが原因で相手に勘違いされてしまう一面を持っているのだ。
対する佳子も恋愛に不器用なタイプのため、それぞれにこじらせて自爆寸前に。それでも、二人とも嫌味がなく誠実な性格なので、時にすれ違いながらも、二人ならではの速度で距離を進めていく姿がほほえましく感じられること間違いなし。何より作画を手掛けるムノ先生の柔らかくて繊細なタッチが、二人のふわっとした恋愛模様のかわいらしさをさらに魅力的に見せていて、読んでいてほっこりさせてくれる。
また、コミックを読んだ後にドラマ版を見ると、さらに面白さが倍増するはず。特にここ最近バラエティーで衝撃の「7の段」を披露し、愛されキャラを確率している松田が演じる結城がいい。松田の色気とチャーミングさが結城にマッチしていて、より彼の不器用っぷりを愛らしいキャラクターに見せているのだ。ぜひともコミックを読んだ後はドラマ版も楽しんでみてはいかがだろうか? 『結婚予定日』は7巻まで発売中だ。