TOBE初コンサートは“HERO”の心構え感じる公演に! TOBE familyはきっと世界中を元気にしてくれる<レポート>
■ライブを通して見えたTOBEの“family感”
これまでもYouTubeで配信された『とべばん』やABEMAの『TOBEの夏休み。』などを通して、所属アーティスト同士が絡んでいる場面を見ることはあったが、ステージ上でともにパフォーマンスをしているところは、一段と“family感”が際立つ。
最初に「familyっぽい…!」と感じたのは、Number_iのメンバーが、新グループのwink firstとトークをしていた場面。平均年齢11.6歳と初々しいwink firstはちょっぴり緊張気味だったが、神宮寺が優しい声で5人を紹介していき、平野と岸が「完璧!」「フレッシュ!」と合いの手を入れながら盛り上げていく。すると、5人もだんだんステージに慣れてきたのか、その後は堂々としたパフォーマンスを披露。この場面を通して、Number_iの“お兄ちゃん力”を感じた。
また、中盤のダンスコーナーでは、Number_iの神宮寺が、IMP.の鈴木・影山・松井・横原と一緒にロボットダンスを披露。普段はなかなか見ることができない異色のコラボを楽しめるのも、本公演の醍醐味。三宅とNumber_iの岸は、2人で激しいロックダンスで魅せた後、お互いを称えるように熱いハグをして、固い握手を交わしていた。
そして、全員で歌唱した楽曲「Be on Your Side」。Number_iの3人が作詞を担当したこの曲は、「to HEROes Project -Act for HOPE- 」プロジェクトのテーマソング。楽曲の利益は、「令和6年能登半島地震」被災地の子どもたちのために届けられる。<僕は背中を押すよ この声で>など力強いメッセージが込められた「Be on Your Side」を、目の前のファンに、そして画面の奥にいるファンに、届くように思いを込めて歌っている彼らを見て、TOBE所属アーティストたちは“HERO”としての心構えを持っていると感じた。
公演タイトルにもある“HERO”というワード。最後のあいさつでも、IMP.の佐藤新が「僕たちが、みんなにとってのHEROになれましたか?」とファンに問いかける場面があった。そして、北山は「僕たちのエンタメで、みんなを笑顔にしていきたい」と宣言。TOBE所属アーティストは、きっと日本中、世界中の“HERO”となり、エンタメの力でわたしたちを元気にしてくれる。そう確信した公演だった。