池袋のホテル“東急ステイ”の朝食が斬新! あえて「ビュッフェ」ではない新感覚メニューに感動<取材レポ>
出張や旅行でホテルに宿泊した時の楽しみの一つがモーニング。ビュッフェスタイルのホテルが多く朝から好きなメニューを好きなだけ楽しめるのがうれしい一方で、食材の廃棄・食べ残しなどによるフードロスが問題視されることも少なくありません。そんな中、東京・池袋にある東急ステイでは、ビュッフェでなく、弁当などでもない、一風変わったモーニングを提供しています。今回クランクイン!トレンドは、実際にホテルにお邪魔して、モーニングについて調査してきたところ、まさかの「駅弁おにぎり」など斬新なモーニングメニューを楽しむことができました。
【写真】すごい「駅弁」がおにぎりに! 東急ステイ池袋の“新感覚モーニング”の詳細
■自分でメニューを選べる楽しさ!
今回訪れた東急ステイ池袋は、ビジネス、観光、転勤等の一時住まいなど中長期滞在客をメインターゲットに、洗濯乾燥機、電⼦レンジ、ミニキッチン(一部タイプ)などを客室内に設置した“暮らすように泊まれる”ホテル 。
2024年12月26日(木)にリニューアルオープンしたのに合わせて、朝食サービスとして新たに「ステイモーニング+(プラス)」の提供を開始。こちらは客室に電子レンジと冷蔵庫が備え付けられているというホテルの特徴を生かし、 好きな時間に客室内で朝食メニューを電子レンジで温め、自宅のように寛ぎながら楽しむことができるモーニングスタイルです。
メニューは、レンジで温めるだけのおにぎりorパンを味わえる「おてがるセット」、客室で炊きたてのごはんとレトルトカレーorサバの味噌煮が食べられる「どんぶりセット」の 2種類を用意しています。
「どんぶりセット」の提供コーナー
面白いのは、自分で朝食メニューを取りに行くこと。ホテルの1階ロビーに提供スペースが用意されており、その日の気分に合わせて冷蔵庫からパンやおにぎりを、棚からレトルトカレーなどをゲットし、客室で調理して楽しむスタイルとなっています。ホテルによっては予約時にチョイスしたメニューが事前に客室の冷蔵庫にセットされていることもありますが、ビュッフェのように“自分で選ぶ”というワンアクションがあることで、ちょっとしたワクワク感がありました。
「おてがるセット」の提供コーナー
また、朝食メニューといいつつも食べる時間を自由に決められるのもポイント! 朝食の提供時間は15時00分から21時00分まで、7時00分から11時00分からの2回に分けられており、例えば「朝はゆっくり寝たいから朝食はいらないかも」「近くのモーニングを食べに行くから夕食にしちゃおう」「ギリギリまで寝たいから夜のうちに取りに行こう」なんて選択肢もあるんです。
とはいえ、ホテルのモーニングといえば「ビュッフェ」があるかどうかが選択の決め手になることもあるほど人気のサービス。今回なぜ本サービスを導入したのか広報担当者に聞いたところ、あえてビュッフェスタイルではなくすことで、フードロスの削減に貢献するとともに、自宅と同じような感覚でゆったりと朝食を楽しんでほしいとの思いを込めているそう。また、女性利用者からの「ビュッフェ会場にすっぴんで行くのが嫌」「メイクしていくのが面倒…」「もっと気軽にモーニングを楽しみたい」といった声を受けて、今回のモーニングスタイルに決めたといい、広報担当者いわく“ちょっとしたチャレンジ”だそうで、「皆さんからの反響を楽しみにしています」と語ってくれました。
そんな「冷凍」モーニングのお味は? 実際に食べてみました。
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