『恋あた』一番可愛いのは“東京03・飯塚悟志”説 恋の名言も放つ“上杉店長”の魅力

特集・レポート
2020年11月11日 19:00

■上杉店長、恋の名言も

 さらに、上杉店長は新谷の恋にも大活躍。試作品が酷評を受け、樹木は、チームから抜けようとする。それに対し、新谷は、その程度の想いで挑んでいるのはがっかりだと厳しい言葉を放つ。さらに樹木に追い打ちをかけるように、浅羽と里保は3年前に付き合っていて、結婚の話も出ていたと明かす。樹木を最も見つめ、彼女の心の動きに敏感なはずの男が、初めて樹木を傷つけた瞬間だった。

アルバイトの碓井 (C)TBS
 想像通り、新谷は大後悔。そんな傷心を癒やすべくたどり着いたのは、「ココエブリィ」上目黒店。上杉店長は、「ここは人生の悩み相談室じゃないから~」と呆れた様子。しかし、アルバイトの碓井陸斗(一ノ瀬颯)に、新谷は樹木に恋していることを気付かされると、カラオケに呼び出し、前のめりに相談に乗った。

 「そういう話、大好き!」とはしゃぐ上杉店長。碓井に注意されるも、樹木への態度を猛省する新谷に、的確なアドバイスを捧げる。「恋愛はキレイなだけじゃない。恨んだり、妬んだり。自分が自分でなくなっちゃうもんなんだよ」。いつもよりワントーン声を落としてかけた言葉は、新谷に大きく響いていたようだった。「いいよな~、若いって! 歌おう!」と立ち上がり、しんみりした空気で終わらせないのも彼らしい。

■出番が少ないながら一番“可愛い”?

 公式サイトの相関図によると、「本部からの大量かつ高度な要求と、現場での人手不足など問題山積のコンビニチェーンにおいて、間に挟まれ文句も言いつつも、やる男」なのが上杉店長とのこと。困り顔が常態化しているのは、要求を全部聞き入れているからだそうだ。

 そう思えば、浅羽にスカウトされた樹木の背中を物理的にも精神的にも押したり、シュークリームの審査にアルバイトと一緒にそわそわしたり、店頭に立ち“のぼり”を振ってシュークリームの発売を宣伝したりと、彼のガッツある温かい人柄は、これまでも垣間見えていた。

 特に第3話の焼きそばパーティーでは、「未練いっぱいで焦げ付きそうだった井上さんを拾ってくれた」と浅羽を褒め、「あのままくすぶってたら、もっと焦げてたよ」と、樹木の活躍を嘘のない言葉で祝う様子が印象的だった。メインの四人より出番が少ない中で、意外にも、彼からは名言が多い。その上、緊張したら声が裏返り、どんな話も積極的に盛り上がるなど、全身で感情を表現する姿を見ていると、このラブストーリーにおいて、一番“可愛い”演技をしているのは飯塚ではないかとも思えてくる。

■衝撃的なシーンで終わった第4話

新谷誠 (C)TBS
 しかし、第4話は衝撃的なシーンで幕を下ろすことになる。無事にスイーツ開発を終え、山形出張から帰ってきた樹木たち。上杉店長のアドバイスが響いたのか、新谷は二人きりになり、「当て馬って呼ぶんじゃねえ!」と言わんばかりに、樹木にキスをしたのだ。第5話のあらすじでは、戸惑った樹木が、“友達の話”として、里保と一岡(市川実日子)に相談を持ちかけるそうだが、このキスは吉と出るのか、凶と出るのか…。

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