生理用ナプキンって、どう選べばいいの? 今さら聞けない“あれこれ”を大調査
■「素肌のきもち」はどう違う?
「素肌のきもち」シリーズ
それに対し「素肌のきもち」は、広げてみると前後左右が一回り小さな印象です。というのもターゲットが敏感肌な人のため、肌に触れる面積をなるべく小さくしています。本さんは、「素肌のきもち」を、年齢を重ねるに連れて、肌が弱くなった人や、生理期間に肌がデリケートになる人に向いているといいます。
ズレないように羽根が長くなっている 「素肌のきもち(多い昼用)羽つき 23cm」
「ベースとして吸収機能がありながら、さらに肌に優しいのが『素肌のきもち』です。前後のこすれを軽減するために波形になっていて、ズレないように羽根が長くなっています。また、横幅もショーツと同じくらいまで狭めており、足を動かすことによるヨレを生じにくくします」。
■デザイン面にもバリエーションを
「素肌のきもち 超スリム シンプルデザイン(多い昼用)羽つき 23cm」
女性の体を考えてつくられたナプキンたち。しかし、近頃、SNSを中心に、生理用品のデザインが「派手すぎる」という意見も増えてきました。そんなニーズに応えるべく、「素肌のきもち」にはブラウンを基調としたシンプルデザインが誕生しています。
ネット通販先行販売商品ですが、だからこそ、必要な情報を削ぎ落とした洗練されたデザインが叶ったと本さんは語ります。「ネットではページ内に商品説明を書けるので、パッケージからは、なるべく生理用品らしい情報を排除しました。また色味にもこだわり、パッケージを開けた個包装部分もブラウンで揃えています」。
上の部分を切り取ると、ボックス代わりに
さらに、デザイン面だけでなく、パッケージの機能面にも工夫が。従来なら天面がパカっと広がる開け口が一般的ですが、シンプルデザインは上の部分を点線でぐるっと一周切り取るようになっています。「こうすることで、ボックス代わりになり、そのまま置いて使えるようにしました」と本さん。また、茶色の個包装だと中のナプキンが透けにくく、使用済みのものを包んだときに経血が見えにくいというエチケット面でのメリットがあるそうです。
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