原画集まる「ヒロアカ展」は“鳥肌もの”! ヴィランのアジトなど見どころを徹底解説

特集・レポート
2021年4月24日 10:00

■印刷では味わえない!原画ならではの魅力

 世界観に没入できる工夫が凝らされた空間づくりはもちろん、今回の主役・原画を拝めるのも本展最大の魅力! 「第1章:Plus Ultra!!-ヒーローへ駆け上がれ!―」と「第4章:The Super Bout !!―“個性”×大戦―」は、原画がメインで構成されており、作品を浴びるように楽しむことができます。

AB対抗戦 「第1章:Plus Ultra!! ‐ヒーローへ駆け上がれ!‐」より  (C)堀越耕平/集英社 クランクイン!
 「第1章:Plus Ultra!!-ヒーローへ駆け上がれ!―」では、主人公のデクたちの前に立ちはだかってきた試練や脅威の数々を、6つのイベントに分けて展示。名シーンや名セリフとともにデクたちの成長の軌跡を振り返ることができます。

「第4章:The Super Bout !! ー“個性”×大戦ー」 (C)堀越耕平/集英社 クランクイン!
 一方、「第4章:The Super Bout !!―“個性”×大戦―」では、前期は“オールマイトVSオール・フォー・ワン”、後期は“エンデヴァー&ホークスVSハイエンド脳無”の原画が飾られています。作中屈指のベストバウトと言える激闘は、それぞれ2話分をまるごと展示。作者の熱い思いが宿った原画は、見ていて鳥肌ものの迫力がありました。

「第1章:Plus Ultra!! ‐ヒーローへ駆け上がれ!‐」  (C)堀越耕平/集英社
 また、1枚1枚丁寧に描き込まれた原画をよく見て見ると、くり返し線が引かれた後や、修正ペンで直された後、小さく書かれたメモなどが残っています。いかにして心を動かすイラストが誕生していたのか、漫画に宿る熱意と魂が垣間見えるコーナーでした。

■ラストは描き下ろしイラストがお出迎え

「第5章:From the Origin,To the Future ーミライヲ救エ、ミライヲ壊セー」 (C)堀越耕平/集英社
 展示のラストを飾る「第5章:From the Origin, To the Future-ミライヲ救エ、ミライヲ壊セー」は、デクと死柄木弔にフォーカスしたエリア。因縁の間柄ともいる2人の原画が、白と黒に彩られた名セリフとともに展示されています。ほかコーナーとは違い、見下ろすようにして原画を眺められることも特別感を演出する一因になっています。

「第5章:From the Origin,To the Future ーミライヲ救エ、ミライヲ壊セー」 (C)堀越耕平/集英社
 エリア内の下手側には、堀越耕平がデジタル作画で描いたイラストが大判で展示されるコーナーも設置。アナログ原稿とは異なるビビットなタッチのイラストは、まるで洋画のワンシーンを見ているかのようなインパクトがありました。色使いや線の太さなどに注目して見ると、さらに楽しめることでしょう。

「Kohei Horikoshi 無限100%Gallery」 「第5章:From the Origin, To the Future -ミライヲ救エ、ミライヲ壊セ-」より  (C)堀越耕平/集英社
 そして、出口付近には、エリア最大の見どころとなる「Kohei Horikoshi 無限100%Gallery」コーナーがあります。こちらには、本展覧会のために描き下ろされた全10点のイラストと、来場者へのメッセージイラストが展示。残念ながらこちらはメディア撮影不可エリアとなっていたため、ぜひともその目でチェックしてください!

次ページ:映えるカフェや音声レンタルも要チェック!

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