人気ドラマ『アットホーム・ダッド』開始から20周年 突如休業した人気芸人も キャストの現在
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2004年4月にドラマ『アットホーム・ダッド』(フジテレビ系)が放送開始して、今月で20周年だ。本作は、突然リストラされたCMディレクターが夫婦逆転の生活になり、「主夫」として家事や子育てに奮闘する姿を描くホームコメディードラマ。今回は、そんな『アットホーム・ダッド』に出演したメインキャストたちの現在をまとめた。
【写真】20周年『アットホーム・ダッド』出演後、一躍トップ女優になった逸材とは
■ 阿部寛
本作の主人公、大手広告会社のCMディレクターだったのに、ある日リストラされ、専業主夫となる山村和之を演じたのは、阿部寛だった。1980年代にモデルとして活動スタートした阿部は、ドラマ『TRICK』(テレビ朝日系)や本作での成功で一躍人気俳優に。その後も『結婚できない男』(フジテレビ系)、『ドラゴン桜』シリーズ、『下町ロケット』シリーズ(ともにTBS系)など多数の人気作で主演を飾った。昨年は豪華出演者と巨額の制作費で話題となった日曜劇場『VIVANT』(TBS系)に参加し、今や日本を代表する俳優の一人だ。私生活では2007年11月に一般女性と結婚。2011年6月に第1子長女、2012年11月に第2子次女が誕生している。
■ 篠原涼子
和之の妻・美紀を演じたのは篠原涼子だった。歌手やバラエティ番組のイメージが強かった篠原だが、この時本作と同クールに『光とともに…〜自閉症児を抱えて〜』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を務め、メインキャストで起用された2作がどちらもヒットし、女優として大きく飛躍した。その後も、主演した刑事ドラマ『アンフェア』(フジテレビ系)シリーズや、超有能な派遣社員を演じたドラマ『ハケンの品格』(日本テレビ系)が大ヒットした。2005年12月に俳優の市村正親と結婚し、2008年5月に第1子となる長男、2012年2月に次男を出産したが、2021年7月に離婚を発表している。2003年以降、シングルリリースしていなかったが、昨年自身のヒット曲をセルフカバーした「恋しさと せつなさと 心強さと 2023」を発表し、年末の『第73回NHK紅白歌合戦』に1994年以来28年ぶり2回目の出場を果たしている。
■ 宮迫博之
和之の専業主婦仲間・杉尾優介を演じたのは、蛍原徹とのお笑いコンビ・雨上がり決死隊(当時)の宮迫博之だった。当時コンビとしても『アメトーーク!』(テレビ朝日系系)、『ワンナイR&R』(フジテレビ系)などがヒットし、人気芸人の仲間入りを果たした宮迫だが、本作以前からドラマにたびたび出演をし、今では珍しくない“俳優芸人”の先駆け的な存在だった。その後も芸能活動は順風満帆だったが、2019年6月、闇営業騒動により芸能活動を自粛し、翌月7月には所属していた吉本興業から契約を解消されたと発表した。自粛中だった2020年1月よりYouTuber活動を開始し、テレビ復帰がないまま2021年8月にコンビ解散となった。焼き肉店「牛宮城」をオープンするなど起業家としての顔も持つ。