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『前橋ウィッチーズ』が面白すぎる! ファンタジーなのに超等身大『虎に翼』脚本家が描く新たな魔法少女たち

アニメ

■舞台“前橋”への愛がヒシヒシ ファンタジーなのにご当地感

 本作はタイトルに『前橋』と入っているように、基本的に前橋でストーリーが展開していく。オープニングですでに中央通り商店街、弁天通り商店街が登場。劇中でも前橋のスポットが多数登場している。主人公らが営む店は、「叶えたい願いがある人の前に“光るシャッター”が現れ、開けると魔法の店につながっている」という形で出現するのだが、“シャッター”を介するというのも前橋らしい。実際、前橋の商店街にはシャッターが下りたままの場所も少なくない。本作では前橋の“魅力”ばかりを押し出さず、現在のリアルな前橋をまるごと愛して描いている。


 そんな前橋で暮らす主人公たちはイマドキ女子高生ではあれど、東京に憧れを抱く“キラキラしきれてない”女の子たち。そこがまた愛おしい。都心からは在来線で2時間半ほど。近くはないが、小旅行感覚で日帰り聖地巡礼も可能な距離感なので、最終回を見た後は彼女たちの足跡をたどってみるのもいいだろう。

 魔法少女ものという王道ファンタジーの皮をかぶった、超等身大でリアルなアニメ、『前橋ウィッチーズ』。主人公のユイナはおバカキャラ風だが、その一言一言はよく聞くととても合理的でもある。この作品は、ファンタジーアニメでありながらとにかく隅々まで“納得がいく”のが大きな魅力。きっとこの作品は、5年、10年後にも色褪せずに残っていく、そんな確信を得ずにはいられない。いよいよ迎える最終話、少女たちはどんな結末を迎えるのだろうか。

 アニメ『前橋ウィッチーズ』最終話は、TOKYO MXほかにて6月22日放送。放送時間は各放送局によって異なる。(文:小島萌寧)

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