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今後のアニメ映画に影響か 「アニメの主題歌」という表現を超えたサントラが好調

映画

『Rio2(原題)』に幅広いジャンルのアーティストが集結 
『Rio2(原題)』に幅広いジャンルのアーティストが集結 (C)AFLO

 アニメ映画の音楽が、変革期を迎えている。『トイ・ストーリー』『シュレック』『ファインディング・ニモ』など、近年、ハリウッドは傑作アニメを次々に送りだしてきたが、大人たちが自分のためにサウンドトラックを買うようなことは、めったになかった。

【関連】『アナと雪の女王』日本でヒットした背景は「キャラクターと主題歌」への共感

 だが、『アナと雪の女王』のサウンドトラックは、10週間もビルボードの1位に君臨するという、誰も想像しなかった快挙を達成。アニメのサントラがビルボードの1位に輝くこと自体、20年ぶりのことだ。ソーシャルメディアやユーチューブに、このアニメ映画の歌に関するさまざまな映像がアップされているのも、これらの歌がどれほど強く人々の心に響いたのかを証明している。

 昨年公開された『怪盗グルーのミニオン危機一発』の中で使われたファレル・ウィリアムスの『Happy』も、シングル部門で8週間1位を死守するヒット曲に成長した。この曲の場合は、映画の公開から時間がたってから人気を集めたという意味でも、おもしろいケースだ。

 現在北米公開中の『Rio 2(原題)』もまた、音楽の趣味の良さが注目を集めている。この映画のサウンドトラックは、ブルーノ・マーズ、ジェイミー・フォックス、クリスティン・チェノウェス、ミルトン・ナシエント、ジジャネール・モネイなど、変化に富んだアーティストたちのパフォーマンスで構成。2011年に公開された1作目も、ブラジルのミュージシャン、セルジオ・メンデスを起用するなど、音楽へのこだわりを見せていたが、続編ではさらにその傾向を強めた形だ。

 “アニメの主題歌”という表現を超えたこれらのサントラが、今後作られるアニメ映画に大きな影響を及ぼすことは間違いない。すべての映画が数々の歌を散りばめるのに向いているとは言えないものの、そのシーンにぴったりとはまる名曲は、感動をさらに深めてくれる上、映画を見終わった後も、いつまでも余韻に浸らせてくれるものだ。果たして次は、どんなアーティストが、どんな意外なアニメ映画で歌声を披露することになるだろうか。(文:猿渡由紀)

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