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『下町ロケット』 “俳優・吉川晃司”からにじみ出る渋さとカリスマ性

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吉川晃司
吉川晃司 クランクイン!

 第2章「ヤタガラス編」では、無人トラクターの開発が描かれる阿部寛主演のドラマ『下町ロケット』(TBS系/毎週日曜21時)。主演の阿部と共に、2015年放送の前作からこのドラマをけん引しているのが、帝国重工の財前道生を演じる吉川晃司だ。2019年には歌手デビュー35周年を迎える彼の、もう1つの顔“俳優・吉川晃司”に迫りたい。

【写真】『下町ロケット』第7話場面写真

 第7話。帝国重工・財前(吉川)の声掛けで、無人農業ロボットの開発に乗り出した佃(阿部)と北海道農業大学の野木(森崎博之)。しかし帝国重工の的場(神田正輝)により、エンジンとトランスミッションの内製化が急きょ決定。佃製作所との突然の取引中止を告げる。帝国重工と佃製作所の板挟みとなった財前は、さらに、財前は“佃製作所が離脱するならプロジェクトを降りる”という野木を説得してほしいと、佃に頭を下げるのだが…。

 前作では佃と共闘し、帝国重工宇宙航空部部長として純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」をけん引してきた財前。そんな財前も10月からスタートした新シリーズでは、帝国重工の次期社長候補と目される的場の登場により受難続き。第1章「ゴースト編」では、的場により宇宙航空部から宇宙企画推進グループへの異動を命じられ、さらに第2章「ヤタガラス編」でも無人農業ロボットの開発担当から外されてしまうなど、苦しい展開が続く。そんな中でも前任の宇宙航空部へ行くと、スタッフから意見やアドバイスを求められるなど、変わらない人望の厚さも描かれる。

 グレイヘアの渋い容ぼう、180cmを超える身長とタイトなスーツを着こなす抜群のスタイル。それ以上に、人を惹(ひ)きつけるカリスマ性は、80年代から歌手として芸能界の最前線に立ち続けた吉川だからこそ醸し出せるもの。実は吉川は、84年にシングル『モニカ』で歌手デビューを果たすと、映画『すかんぴんウォーク』の主演で俳優デビュー。90年代は俳優業を休止したものの、2000年に三池崇史監督の『漂流街 THE HAZARD CITY』でスクリーンにカムバック。その後は、テレビドラマ、舞台にも進出し、2009年放送の大河ドラマ『天地人』では織田信長役を好演。視聴者に“俳優・吉川晃司”を強烈に印象付けた。

 『下町ロケット』の新シリーズでは、主人公の佃同様、逆境に立たされている財前。クライマックスに向けて吉川演じる財前の“逆転劇”も物語のカギを握りそうだ。(文:スズキヒロシ)

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