向井理、“中年の危機”は「そこまで感じていませんが」――44歳で挑む新たな舞台を倉持裕と語る
関連 :
2023年に上演された『リムジン』で初タッグを組んだ、作・演出の倉持裕と主演・向井理が、2026年10月、新作公演『ブランク』で再び顔を合わせる。今回の舞台は、とある小さな弁護士事務所。そこで繰り広げられる人間のエゴと救済のドラマが描かれる。上演台本の初稿が完成した今、創作の手応えや公演への期待について、倉持と向井の両名に話を聞いた。
【写真】2度目のタッグに期待大! 向井理×倉持裕、インタビューショット
■「それを描きたかった!」と思えるものを演技で見せてくれた
――公演サイトに作品のあらすじやお2人のコメントが記載されており、舞台『リムジン』での共作や、お互いの印象について書かれています。
倉持:はい。『リムジン』は、自分自身でも分からないこと、名前のついていない感情や心理を表現したいと考えていて、それらをどう役者に伝えれば良いか悩みました。でも、向井くんも、その妻役の水川あさみさんも、こちらが「それを描きたかった!」と思えるものを演技で見せてくれた。最初に作家の中にしかなかった概念を、あれほど瞬時に俳優がとらえてくれることは滅多にあることじゃなくて、新鮮な体験でした。
向井:僕も、台本をいただいた時点で「正解がないな」と感じていましたし、こうすれば合格点が取れるという明確な答えは、本番中もずっとなかったです。
倉持:自分でもさほど理解できていないことを形にしようと挑んだのが『リムジン』で、その挑戦的な試みにしっかり応えてくれた俳優、という印象でした。
向井:俳優同士でどうキャッチボールするか? によって、まったく違うものに見えてくると思います。会話劇ですし、台本だけでは分からない面白さがありますよね。紙に書かれた二次元の世界をどう立体化していくか? という作業は本当に楽しいですし、『リムジン』は意図していない発見が多かった作品なので、『ブランク』も、正解を探すのではなく、面白い試行錯誤ができれば良いなと。
■「ああ、こういう距離感で伝わっていくのだな」
【公演概要】
舞台『ブランク』
<東京公演>
10月3日から25日 本多劇場
<広島公演>
10月28日 JMSアステールプラザ大ホール
<愛知公演>
10月31日 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
<新潟公演>
11月3日 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
<宮城公演>
11月7日 仙台銀行ホールイズミティ21大ホール
<富山公演>
11月10日 富山県民会館ホール
<大阪公演>
11月13日から15日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
■作・演出
倉持裕
■出演
向井理、西田尚美、入野自由、森優作、中井千聖、池津祥子
■スタッフ
美術:中根聡子
照明:杉本公亮
音響:高塩顕
衣裳:飯田恵理子(CORAZON)
ヘアメイク:大和田一美(APREA)
演出助手:杉田健介
舞台監督:幸光順平、鈴木拓
制作:近藤南美
制作助手:寺地友子
制作デスク:大島さつき
<公式HP>https://mo-plays.com/blank/