東MAX「大笑いして、大泣きして帰ってもらいたい」 地元・浅草で東京喜劇の継承掲げた旗揚げ公演開幕
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東貴博が地元・浅草で東京喜劇の継承を掲げた旗揚げ公演、東京浅草新喜劇『家族以上、父親未満』が東京・雷5656会館ときわホールにて開幕した。開幕に先駆け、メディア向けにゲネプロが公開され、囲み取材が行われた。
【写真】東京浅草新喜劇『家族以上、父親未満』ゲネプロの様子
本作は、浅草観音裏にある昭和歌謡居酒屋を舞台にした人情喜劇で、店の一人娘の結婚話から絆を試されるような騒動が巻き起こっていく物語。脚本を大森博、脚色・演出を東が担っている。
旗揚げについて東は「伊東四朗さん、三宅裕司さん、そして欽ちゃんなど、いろいろな方と一緒にやらせていただいてきた中で、自分なりにチャレンジしてみたいと、今回こういう座組で、こんな喜劇をやってみたいと、東京浅草新喜劇というタイトルをつけました」と、囲み取材の中でその胸中を明かす。ただ「メディアの方とかには“継承”などと言っていただけてありがたいんですが…まずは来てくださったお客さんを楽しませ、1回、1回を積み重ねて、探りながら自分たちの形を探っていければ」と、謙虚に語った。そして、居酒屋店主の相棒・長山脩という自身の役どころを「LGBT的なことも踏まえた役」と話し、「ゲネプロは大成功。本番も大笑いして、大泣きして帰ってもらいたい」と、意気込んでいた。
近所で和菓子屋を営む青年を演じる福田悠太は、「僕も浅草生まれの人間で、以前から東さんに『浅草でお芝居やらないんですか?』と言っていたんです。だからすごく光栄です」と、地元での公演に特別な想いがあると話す。そして「東さんの行動力がすごくて、衣装もほとんど買ってきてくれた」と、東の見事な座長っぷりを明かす。
結婚を考えている年頃の娘・宮田優を演じる清水麻璃亜は以前にも東やはなわとは共演経験があるとのことで「もし次に何かやるときに自分の名前が無かったら嫉妬するかも、というくらい楽しかったので、ヒロインとして今回出ることができてうれしい」と語った。「(毎日が)本当に楽しくて! みなさん本当の娘のように言ってくださって…愛されてます(笑)。素晴らしい先輩方と舞台に立てる貴重な機会なので、“お父さん”たちにしがみついて頑張っていきたい」と笑顔で話した。
店の常連客・田所吾郎を演じる錦笑亭満堂は「普段は落語家なので、ミスしようが何だろうが自分で好きに回収できる。でも今回は迷惑が掛かるので…結構、プレッシャーを感じてるんですよ」と、いつもとは勝手の違うお芝居に戸惑いがある様子だが、「この鳶の衣装も東さんプロデュース。おんぶにだっこでやれているのはちょっとうれしいので、頑張ります!」と、決意を新たにしていた。
居酒屋を切り盛りしながら、両親を亡くした優を引き取って育ててきた東出昭を演じるはなわは「(東は)東京喜劇を牽引していく人だとずっと思っているので、誘われてうれしいです」と、喜びと感謝を言葉にする。「人情部分もたくさんあって、今回はそこで重要になる役。ゲネでちょっと満足しちゃって気が緩んでしまうと怖いので(笑)、新たにスイッチを入れ直します。でも、本当に楽しい」と、確かな手ごたえを感じているようだった。また、「弟も漫才協会で浅草という場所にはお世話になっているし、浅草を盛り上げる手伝いができることが非常に嬉しいです」と、日替わりゲストで出演する実弟の塙宣之(ナイツ)との共演も楽しみだと話した。
本作の上演にあたり、地元の方々からの協力もたくさんあったそうで「浅草で喜劇をやると言ったら地元の方々がすごく喜んでくれて。ポスターを撮影した場所も浅草の居酒屋さんです。今日もゲネプロなのに、たくさん差し入れをいただき、ほんとうにありがたいですよ。朝からいろんな方があいさつに来てくれて、みんな全力で話してくださるんで、もうヘトヘトです(笑)」と東はにこやかに話し、地元での旗揚げを大いに喜んだ。
物語では、浅草という人情味あふれる街だからこそ感じられる、人と人とのあたたかな交流、血縁だけでは語れない強い絆が、笑いと涙を織り交ぜながら描かれる。そして、昭和歌謡居酒屋ならでは歌唱シーンも大きな見どころのひとつと言えるだろう。喜劇ならではの軽妙なやりとりの中に、令和にも受け継いでいきたい喜びが鮮やかにちりばめられていた。(取材・文・囲み写真:宮崎新之、公演写真は提供)
東京浅草新喜劇『家族以上、父親未満』は、9月13日~20日、東京・雷 5656 会館ときわホールにて上演。日替わりゲストには、アニマル浜口・浜口京子、黒沢かずこ(森山中)、野呂佳代、古坂大魔王、塙宣之(ナイツ)、ビビる大木、田中裕二(爆笑問題)、土田晃之、堀内健(ネプチューン)が出演する。
※ゲネプロオフィシャルレポートは以下の通り
【ゲネプロレポート】
【公演概要】
東京浅草新喜劇『家族以上、父親未満』
9月13日~9月20日 東京・雷5656会館 ときわホール
■スタッフ
脚本:大森博
脚色・演出:東貴博
■出演
東貴博 福田悠太(ふぉ~ゆ~) 清水麻璃亜 井阪郁巳 永島龍之介 錦笑亭満堂 川崎愛香里 良田麻美 丸山優子 はなわ
【日替わりゲスト】
※50音順。出演順ではございません。
アニマル浜口・浜口京子
黒沢かずこ(森三中)
古坂大魔王
田中裕二(爆笑問題)
土田晃之
野呂佳代
塙宣之(ナイツ)
ビビる大木
堀内健(ネプチューン)