向井理、“中年の危機”は「そこまで感じていませんが」――44歳で挑む新たな舞台を倉持裕と語る
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――書き上がったばかりの初稿を、早速向井さんが読まれたとお聞きしました。
向井:まだ(印刷した)紙でじっくり読めていないのですが、印象として「すごく余白のある台本」なので、これを、商業演劇として、エンターテインメントとして、どのように成立させるか? という難しさがあります。台詞にも、ト書きにも、とにかく余白が多いので、演出でどんな形にもなりそうだし、みんなとのコミュニケーション次第かもしれません。僕と西田さんの会話が多いので、そこはすごく細やかなシーンになりそう。僕らも「観客にこういうメッセージを受け取って欲しい」みたいなことは特になく、不思議な魅力が感じられる作品になれば、と思います。この作品がどうでき上がっていくかを最初に観られるのが僕だと思っているので、そこはすごく楽しみです。
(左から)倉持裕、向井理
――倉持さん、初稿を書き終えた感想や手応えはいかがでしょう?
倉持:今読み返していますが、客観的に見て「丁寧に書いた」と思えるし、何度も書き直しながら進めて行ったので、自分としては、そんなに文句はないです。これから稽古・本番に臨む上で、台本の段階からこれだけ準備しておけば、落ち着いて闘うことはできるだろう、そんな気持ちもあります。不安を抱えた武器を用意したつもりはなく、しっかりと闘えるはず。
――ご自身にとって、意欲作と言えそう?
倉持:そうですね、今一番やりたいことではあります。『リムジン』の時と同じような気持ちで、自分の好きなことを優先させてもらい、必勝パターンとか、作劇のセオリーとか、そういうことを意識せず書いた台本ではあるので、それは怖いことでもあるけれど、だからこそ楽しみな作品です。
(取材・文:園田喬し 撮影:渡部孝弘)
舞台『ブランク』は、10月3日~25日まで本多劇場(東京)、10月28日にJMSアステールプラザ大ホール(広島)、10月31日に名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール(愛知)、11月3日にりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場、11月7日に仙台銀行ホールイズミティ21大ホール(宮城)、11月10日に富山県民会館ホール、11月13日~15日まで梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)にて上演。
【公演概要】
舞台『ブランク』
<東京公演>
10月3日から25日 本多劇場
<広島公演>
10月28日 JMSアステールプラザ大ホール
<愛知公演>
10月31日 名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)大ホール
<新潟公演>
11月3日 りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館・劇場
<宮城公演>
11月7日 仙台銀行ホールイズミティ21大ホール
<富山公演>
11月10日 富山県民会館ホール
<大阪公演>
11月13日から15日 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
■作・演出
倉持裕
■出演
向井理、西田尚美、入野自由、森優作、中井千聖、池津祥子
■スタッフ
美術:中根聡子
照明:杉本公亮
音響:高塩顕
衣裳:飯田恵理子(CORAZON)
ヘアメイク:大和田一美(APREA)
演出助手:杉田健介
舞台監督:幸光順平、鈴木拓
制作:近藤南美
制作助手:寺地友子
制作デスク:大島さつき
<公式HP>https://mo-plays.com/blank/