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『如懿伝』VS.『瓔珞』、ヒロインが悪女へ!? “同じ歴史人物”でもここまで違う!

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■「乾隆帝(けんりゅう)」真面目なイケメン VS.毒舌なツンデレ

  • 乾隆帝:『如懿伝』疑い深く複雑な性格 (C)2018 New Classics International Media Limited All Rights Reserved
  • 乾隆帝:『瓔珞』茶目っ気のあるツンデレ (C)2018 Dongyanghuanyu Film & Television Culture Co.,Ltd.All Rights Reserved


 清朝の最盛期を作り上げた乾隆帝は歴史上、政治や文化において立派な功績を残した人物。同時に、後宮に妃嬪をたくさん抱え、皇后に封じられた女性は3人いた。そんな皇帝の男性としての魅力はどうかというと、両作での描き方は全く違う。

 『如懿伝』の乾隆帝は真面目な好青年で、妃に迎えた幼なじみの恋人・如懿を守るために心を尽くすことに。一方、『瓔珞』の乾隆帝はプライドの高い毒舌家だがツンデレなところがあり、皇帝をも恐れず我が道を行く女官・瓔珞に腹を立てながらも恋してしまうというチャーミングな一面も見せる。

 特に、『如懿伝』の乾隆帝は複雑な男性心理を見せている点も興味深いところ。権力闘争の中でだんだんと疑心暗鬼になっていき、愛を見失っていく皇帝の心理描写は現代を生きる視聴者にとってもリアル。男女の愛について掘り下げた人間ドラマに深く考えさせられるはずだ。

■「令妃」野心で悪に走るラスボス VS.型破りな世直しヒロイン

  • 令妃:『如懿伝』ラスボスとなる悪役 (C)2018 New Classics International Media Limited All Rights Reserved
  • 令妃:『瓔珞』型破りな最強ヒロイン (C)2018 Dongyanghuanyu Film & Television Culture Co.,Ltd.All Rights Reserved


 『如懿伝』でヒロイン・如懿を虐げるラスボスとして登場するのが令妃となる衛エン婉(えいえんえん)。史実では令妃は乾隆帝との間に一番多くの子供を産み、死後に3番目の皇后に封じられた妃で、「瓔珞」では主人公・瓔珞として登場する。

 しかし、「瓔珞」では正義のヒロインである瓔珞が女官から皇后へと上り詰めるサクセスストーリーが痛快に綴られるのに対し、『如懿伝』の衛エン婉は一介の女官ながら同郷の恋人・凌雲徹を捨て、計算高く乾隆帝の寵愛を得る自己愛の強い女性として描かれる。

 百戦錬磨のずる賢い妃たちがいる後宮でのし上がっていく勇気と知恵は同じでも、人として正しい道を守るかどうかでキャラクターの印象は180度変わるもの。いずれにせよ『如懿伝』の衛エン婉も後半の物語の鍵を握る重要人物となるので注目してほしい。

 2作品を見比べてみれば、同じ歴史上の人物でもここまで違うキャラクターに見えるのか!と驚くこと間違いなし。ドラマが2倍楽しめるので、是非あわせてチェックしてみて欲しい。

 『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~』DVD‐SET1、SET2 & レンタル DVD Vol.1~12 リリース中。現在『如懿伝』の公式YouTubeにて、ジョウ・シュン、ウォレス・フォ、チャン・チュンニン、ジン・チャオの日本のファンへのメッセージ映像が公開中されている。

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『如懿伝(にょいでん)』のキャストが日本のファンへメッセージ

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