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新垣結衣、15歳・城桧吏との共演で思い出した“仕事を始めたころの自分”

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■城「怖い役にも挑戦したい」 新垣「のんきに力を抜くことも大事」


(左から)新垣結衣、城桧吏
――瑤子先生が自分の進みたい道を見つけて行く過程も、本作の見どころとなります。新垣さんが俳優のお仕事を始めてから、「この仕事を続けていきたい」と明確に思われた時期はありますか。

新垣:もちろんいろいろな作品を経験させていただく中で、俳優業の楽しさや醍醐味(だいごみ)について分かってきたこともあるんですが、それと同時に大変なことや苦しいことも、同じくらいか、もしくはそれ以上に感じることもあります。「このお仕事を続けていこう」と覚悟や決意をした瞬間というものはなく、「人生、何があるか分からない」と思いながら一歩一歩進み、出会いに恵まれながら今ここにいると感じています。

――城さんは今、俳優業にどのような気持ちで取り組んでいますか?

城:僕は「大変だな」と感じることがあっても、いつも「楽しい」という気持ちが勝つので、本当にこのお仕事が好きなんだと思います。みんなで一緒に作品に取り組んでいる時間もとても楽しいですし、本作でおばけと戦ったように、お芝居を通して普段できないような経験もたくさんすることができます。これからもいろいろな役を演じることができたら、うれしいです。『テセウスの船』(TBS系・2020年)で楓雅が演じていたようなちょっと怖いような役にも挑戦してみたいなと思いますし、アクションもやってみたいです。

新垣:楽しめるということは、本当にすてきなことだね。

新垣結衣
――生徒と先生という間柄を演じたお二人ですが、ご自身にとっての“先生や師匠”と感じるような方や、「この人に励まされた」と思うような存在について教えてください。

新垣:「この人に励まされた」と感じる人は、本当にたくさんいますね。素晴らしいスタッフの方、キャストの方とご一緒することができて、そういった方々との出会いに支えられて、いろいろなことを乗り越えることができたと思っています。

――瑤子先生には、「のんきに構えていれば、世の中なんとかなる」というモットーがありました。そういった考えに共感はありますか。

新垣:今、そういうスタンスでやっていこうと思っています(笑)! 真面目に取り組みつつも、必死になりすぎてネガティブになるより、時にはのんきに力を抜くことも大事だなと感じています。

城桧吏
――城さんは、大事にしているモットーはありますか。

城:僕は、“笑うこと”を大事にしています。

新垣:(拍手をしながら)いいね!

城:朝、暗い表情で「おはようございます」と言うよりも、笑顔であいさつをした方が、楽しくその日を始められるなと思っています。

新垣:すごくいいと思う。桧吏には、“先生や師匠”だと思う人はいますか?

城:僕にとっての師匠は、是枝(裕和)監督かなと思います。是枝監督に出会ってから今のようなお仕事をさせてもらえるようになって、本当にありがたいなと感じています。『万引き家族』に出演していなかったら、もしかしたら『ゴーストブック おばけずかん』にも出られていなかったんじゃないかなとも思うので、一つの出会いで人生が大きく変わるものだなと実感しています。

(取材・文:成田おり枝 写真:高野広美)

 『ゴーストブック おばけずかん』は、7月22日より公開。

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