片岡愛之助×山田裕貴、念願の『キングダム』出演! まさかの「万極役」、「馮忌は自分とは真逆」
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――山田さんから見た馮忌はいかがでしたか?
山田:原作漫画で、キャラクターが吹き出しでしゃべるのではなく、心の声が書かれている部分があるじゃないですか。馮忌が頭の中で作戦を練っているときのナレーションとか、しっかり作品の中で成立させるのは、とても難しいなと思っていて。
愛之助:ほぼ会話がない!(笑)。これ成立するのかな、という。
片岡愛之助
山田:でも愛之助さんがすごく的確な表現をされていたのがすごいなと思いました。自分ならどうやるかなと考えていたんですけど、ナレーションに対して、愛之助さんが表情で魅せていくのが、なんだかすごくて。
愛之助:そんな風に言っていただけてうれしいです。
山田:先ほど、馮忌は静と話していましたが、ものすごく静かで知的ながらも、奥底に見える闘志を表現されていました。挟み撃ちする前に睨んでいる感じとか。僕が言うのもおこがましいですが、すごく素敵だなと思いました。
――愛之助さんから見た万極はいかがでしたか?
愛之助:最初、万極は誰がやるんだろうと思っていたんです。こんなにも恐ろしく業の深い役を、特殊メイクをしたとしても成立させるのは並大抵ではない。でも山田君と聞いて「なるほど、彼ならできるな」と腑に落ちました。現場でもこういう特殊な役が多いって言ってたよね?
山田:結構ダークな役が多いかもです(笑)。
山田裕貴
愛之助:実際、負のオーラを見事に体現されていて、すごかった。なかなか負のオーラって出せないものなので、黙っているだけだと、ただそこに立ってるだけになってしまう。山田君には、ワンカットの中に、ゾッとするような感覚がありました。すごい俳優さんだなと思います。
山田:ありがとうございます。