玉森裕太&川口春奈が芸能活動を続けられたワケ 「いつやめても別にいい」から心境に変化
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玉森:ウェイドのテンションにしっかり合わせるということを心がけていました。1番大変だったのはスタジアムで応援するシーンで、全然上手じゃないんで、1発で取れるわけがなく、何回もやり直しました。声が飛んじゃうんですよね。なので使われているシーンは“渾身(こんしん)の叫び”になっています。
ーーそこはぜひファンの方にも注目してほしいですね! ちなみに玉森さん、川口さん、それぞれのお気に入りのシーンはありますか?
玉森:エンバーとウェイドがデートするシーンがあって、セリフもなく、淡々と流れていく場面なんですけど、僕はそこがめっちゃ好きです。フォトブースでエンバーとウェイドが写真を撮ると、エンバーの明るさで写真が真っ白になっちゃうなど、それぞれのエレメントの特性が出ていて、「なるほどな」って思いました。その白飛びした写真をエンバーが大事に見ているのも、なんかいいですよね。
川口:わたしは、エンバーがウェイドに違反切符を取り消してもらうために待ち伏せしていた時に、エンバーの火がウェイドに移っちゃったところです。玉森さんが「あ!あ!あ!」と言って火を消そうとして、「それわたし(エンバー)だよ!」って言う場面があるんですけど、その「あ!あ!あ!」が好きでした。短いシーンなんですけど、かわいいなと思って。そんなウェイドが好きです。
玉森裕太 (C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
ーー要チェックですね。それでは最後に感情のコントロールの秘けつを教えてください。エンバーはたまにアツくなっちゃう場面もありますが、そこに本音も隠されているのではないかと思います。自分を制御できなくなったとき、お二人ならどうやって解決しますか?
玉森:その瞬間はアツくなっちゃう時もあると思うんですけど、僕は一瞬で終わっちゃいます。人間ですし、ちょっとイライラが残ったりとかはありますが、寝たら治っちゃうんです。もういいや~って。
川口:私はもう情熱的なんで取り乱してばっかりで(笑)、喜怒哀楽の表現が豊かな方なのかなと思います。エンバーの葛藤とか、そう思っているがゆえにコントロールできなくなることって誰しもあると思うんです。なのでわたしの場合は、旅行やおいしいごはんなど、自分の好きなことで自分の機嫌を取ってあげてコントロールしています。
(取材・文:阿部桜子 写真:高野広美)
アニメーション映画『マイ・エレメント』は、8月4日全国公開。