“遅咲き韓国俳優”ユ・テオ 『パスト ライブス』脚本を読んで泣いた“2つの理由”を明かす
お互いに恋心を抱いていた少年と少女の24年ぶりの再会をエモーショナルに描く恋愛映画『パスト ライブス/再会』が公開中だ。アカデミー賞作品賞にノミネートされるなど高い評価を受けてきた本作は、宇多田ヒカルの楽曲「Passion」のような切なさと爽快感を持ち合わせた、経験を重ねてきた大人だからこそ刺さるラブストーリー。12歳で離れ離れになったノラ(グレタ・リー)とヘソンは、24歳の時にオンラインで再会。しかしすれ違いの末、ノラは別の男性とアメリカで結婚してしまう。36歳になったヘソンはそのことを知りながらも韓国からノラに会いに行き…。そんな“忘れられない恋”と向き合う本作をさらに格上げするのが、ヘソン役のユ・テオだ。15日に43歳の誕生日を迎えるテオは、15年もの下積み時代を経験してきた、いわゆる“遅咲き俳優”。さらに韓国人の父と母を持ち、ドイツのケルンで生まれ育った後、ニューヨークやロンドンで演技を学び、2009年に韓国に拠点を移すというグローバルな経験も持つ。今回テオにインタビューを実施したところ、誰もが心ひかれるであろうヘソンの役作りの裏側が明らかに。さらに本作に役立った自身の人生経験についても明かしてくれた。

(C)Gareth Cattermole/BAFTA/Getty Images