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上坂すみれ、『パトレイバー EZY』で実感「イングラムは今もそこにある」

アニメ

■「イングラムは今もそこにある」長年のファンへ贈る新たな一歩

――収録現場で特に印象に残っているエピソードは?

上坂:これまでのシリーズに出演されてきた林原めぐみさんや千葉繁さんとご一緒できたことは、とても印象に残っています。特に千葉さんは、シバシゲオとして長く特車二課の整備班に関わってこられた方なので、その存在が本作でもしっかり描かれていることが、ファンとしても嬉しかったです。

現場には、普段なかなかご一緒できないような先輩方、いわゆるレジェンドと呼ばれる方々が多くいらっしゃって。皆さんが作品づくりを楽しみながら、アドリブも交えて掛け合いを重ねていく姿がとても印象的でしたし、「『パトレイバー』はこうして作られていくんだ」と実感できた、貴重な経験でした。

初回の収録は、自分がキャリア的に一番下の立場ということもあって、とても緊張して臨んだのですが、出渕監督をはじめ皆さんが「『パトレイバー』は楽しい現場なんだ」という空気を自然に作ってくださっていて。おかげで、自然とその輪の中に入っていくことができたと感じています。


――本作で初めて『パトレイバー』に触れる方に向けて、おすすめの楽しみ方を教えてください。

上坂:『パトレイバー』を知らない方にとっては、ほかにあまり例えのない、新しいロボットアニメに出会える作品だと思います。“ロボットがとにかくかっこいい”という一点だけではなくて、日常ものやお仕事もの、警察もの、会話劇といった要素が重なり合っているのが特徴で。そういったジャンルが好きな方には、きっと刺さるポイントがあるはずです。

まずは気軽に楽しんでいただきたいですし、一方で、これまでの『パトレイバー』シリーズを知っていると、より深く味わえる要素もたくさん散りばめられています。もし予習されるのであれば、OVAの『アーリーデイズ』やテレビシリーズの序盤、そして劇場版第1作あたりを観ていただくと、本作の魅力がより伝わりやすいのかなと思います。

『機動警察パトレイバー EZY』は、この作品単体でも楽しめますし、そこから過去作へと広がっていく面白さもある、長く愛していただけるシリーズだと思うので、ぜひじっくり触れていただけたら嬉しいです。


――また、長年のファンの方にこそ注目してほしいポイントはどこにありますか?

上坂:本当に、あらゆる部分が長年のファンの方にとって“待っていた『パトレイバー』”だと感じていただける作品だと思います。時を経て再び触れるという体験そのものが感慨深いと思うのですが、その中で「やっぱり『パトレイバー』ってこうだよね」と思える魅力が、しっかりと描かれています。

単なる焼き直しやリメイクではなく、時間がきちんと進んだ“その先”の物語として描かれている点も大きなポイントで。キャラクターたちも年齢を重ねていて、作品の中の時間と、観ている側の時間が重なっていくような感覚があるのは、とても特別なことだと思います。

だからこそ、ご自身が過ごしてきた時間と重ねながら、「イングラムは今もそこにある」と感じていただける。そんな喜びを味わえる新シリーズになっていると思います。

そして、この先も作品が続いていくためには、やはりファンの皆さんの応援が大きな力になりますので……ぜひ、さまざまな形で楽しみながら支えていただけたら嬉しいです。


(取材・文・写真:吉野庫之介)

 『機動警察パトレイバー EZY』【File 1】は、5月15日より全国公開。

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『機動警察パトレイバー EZY』 File 1 本予告

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