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市原隼人、8年目突入『おいしい給食』は「もう体力的に持たない(笑)」 新章に手応え&ヒロイン・山本千尋を絶賛「大好き」

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■新ライバル・當間レンは「神野ゴウを彷彿とさせる」存在

――そんなヒロインに加え、新たな甘利田のライバルとなるのが橋本偉成さん演じる當間レンです。強烈なキャラではないのに、強烈な印象を残すキャラでした。

市原:神野ゴウとも違う、粒来ケンとも違う、また違ったさらなる魅力をまとったライバルですよね。どこか儚げで悲しさもあり、それでいてすごく愛くるしい。そしてなにか秘めたる想いのようなものを持っている。當間レンはこのドラマを見てくださるお客様が、それぞれ持っている秘めたる想いを具現化したような、感情移入しやすい存在になっていると思います。

ドラマ『おいしい給食 season4』第1話より (C)2026「おいしい給食」製作委員会
――山本さんは共演していかがでしたか。

山本:子どもって吸収が早くて。現場で自覚が芽生える瞬間や、市原さんに影響される瞬間っていうのが、空気感だとか姿勢ひとつですごくわかるんですよね。偉成くん自身もプレッシャーがある中でずっと緊張感を持っていて。教師が生徒に教えるシーンも、世間的には先生の立場が上だと見られがちですが、逆なところもたくさんあって。子どもたちから得ることは本当にたくさんありました。

――甘利田先生はそんな偉成くんと対峙するわけですが、歴代のライバルと比べて手応えはいかがでしたか。

市原:まるで神野ゴウを彷彿とさせるといいますか。「あれ? なんかリラックスして寝てるけど…、これから芝居はじまるよね?」みたいな瞬間とか(笑)。

山本:あったあった(笑)。

市原:自然体なんですよ。もちろん台本は付箋だらけですし、成長過程も見ています。そんな一生懸命な姿も好きですが、やっぱり結構ハードな現場なので疲れてきちゃうと、ほんとに自然と寝ちゃうんです(笑)。保健室でのシーンでも本当に寝ていて(笑)。そんな姿をみると、それだけ安心してくれているんだなと、うれしくなります。みんなの中にいて、誰よりも愛されて。撮影帰りのバスでコンビニに寄ってからホテルに帰るのですが、偉成の好きなやつ買ってあげるよって、スタッフのみんなから大量に買ってもらったりしたそうです。

市原隼人
――愛されキャラなんですね。

市原:僕がデビューした時、監督はもちろん、各部署のスタッフも含めてみんな輝いていたんです。職人ってかっこいいな、ものづくりっていいなって。だからこそ偉成にもそう思ってもらいたいし、『おいしい給食』に出て良かったなと思ってもらいたい。

もちろん撮影が始まる前は緊張感を持って接しました。この作品は誰のために、何を届けなければならないのか。そのために何をしなければならないのか。自発的に考えて自分のポテンシャルを上げることがすごく大事だと。役者とかそんなことはどうでもよくて、夏休みの大事な時間、思春期の大事な時間を共有させていただいているので、彼らには少しでも有意義な時間を過ごしていただきたい。そう話してから撮影に入りました。

クランクアップの時はみんな涙を流しながら、帰りのバスに乗りたくないって言っていて。千尋をはじめ役者も、ヘアメイクも、監督も、カメラマンも、みんなが子どもたちとハグをして。なんだこのカオスな空間はって(笑)。

山本:1時間半ぐらいやってましたね(笑)。

市原:ちゃんと“思い”を持ってやってくれたことは、彼らにとっても財産になると思います。みんなが共闘しながらやらなければならないという思いでやっていました。その空気感はお客様に伝わると思います。

■市原隼人×山本千尋、お互いが語る「素敵なところ」

――ちょっと趣向を変えて、おふたりが共演してみて、ここが素敵だったなというところを伺いたいです。

山本:以前、初めて他の作品で共演させていただいた時はワンシーンで、ごあいさつぐらいしかできなかったんです。当時もすごく集中されていて、その緊張感を覚えていたので、最初は緊張するだろうなって思ってたんです。でも今回お会いした時に市原さんが「好きにしてくれていいからね、自由にしてね」って言ってくださって。ストイックに向き合わなきゃと思ったんですけど、まずそこで「あ、私、楽しんでいいんだ」って切り替えができたのはやはり大きかったです。

(左から)市原隼人、山本千尋
撮影に入ってからはもう好きになる一方で(笑)。子どもたちが市原さんのこんな姿を近くで見られるのがうらやましいなって思うぐらいでした。給食シーンはあんなに面白いのに、そういう場面こそ真面目に取り組む。今からアクションシーンでも撮るんですかっていうぐらい、いろんなところをチェックして、膝パッドもつけて(笑)。

俳優業を始めさせてもらって10年以上経ちますが、市原さんを見て「初心に返る」じゃないですけど、そこはすごく思いましたね。あと、オンオフの使い方がとてもお茶目(笑)。そこが大好きなんです。笑顔が可愛いんですよ。

市原:(照れ笑い)。

山本:甘利田先生って笑わないからほんともったいないんですけど(笑)。市原さんはそれだけ明るい笑顔を持っていて、その笑顔に影響されて現場もみんなすごく楽しそうになる。本当に太陽のような存在の方なんです。

市原:恐縮です(笑)。千尋は当たり前のことを当たり前にできる人間性がある。それは意外と当たり前じゃないんです。沖縄の撮影中、急に結構激しい雨が降ったりするのですが、そんなときも自然と自分の傘にエキストラの方を入れてあげたり。そういうことをしてる千尋の姿を見て、素敵だと思いました。

山本:そんなことしてましたっけ?(笑)

市原:ほんとに純粋に真っすぐで、時に不器用なんです。僕も人のこと言えないですけど(笑)。何かで思い詰めてしまったりとか、考えて眠れなかったりとかするじゃないですか。でもしっかりと地に足を付けて、考えて向き合ってくれる。そして本当に『おいしい給食』というものを愛してくださっている。本当にこの方がヒロインでよかったと心から思います。

(取材・文:稲生D 写真:松林満美)

 ドラマ『おいしい給食 season4』(全10話)は、テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほかで10月より順次放送。
 劇場版『おいしい給食』第5弾は、2027年全国公開予定。

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市原隼人×山本千尋 ドラマ『おいしい給食 season4』インタビュー

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