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名優・三橋達也を父に持つCGクリエイター三橋忠央、アンジーの仕事への情熱に感服

映画

 父・三橋達也さん、母・安西郷子さんという俳優の元に生まれた三橋氏。子供の頃から映画は身近な存在だったと言う。「当時は当たり前だと思っていたのですが、今考えると、親父がハリウッドに行った時に買ってきた『スター・ウォーズ』のビデオみたいなものが家にあったり、自然と映画には親しんでいたんでしょうね。人生で一番最初に観た映画は、おふくろに連れて行ってもらった『未知との遭遇』でした。宇宙船が出てくるクライマックスシーンは強く印象に残っています。あとは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『インディ・ジョーンズ』なんかも興奮しましたね」。

 この経験は、現在の仕事を志したことに少なからず影響を与えているようで「僕自身が大人になっていく過程で、方向性がなかなか決められなかった時、自然と(CG業界に)興味が向いていったのも、小さい頃から映画に慣れ親しんでいたからなのかなって思うことがあります」と語った三橋氏。「でもCGクリエイターになろうと思った一番のきっかけは『トイ・ストーリー』なんです。最近、色々な日本の監督さんとお話する機会があるのですが、『トイ・ストーリー』がいかに歴史的にすごいことを成し遂げた作品なのかって話で盛り上がるんです」。

 単身アメリカに渡り、今の地位を築いた三橋氏。若いクリエイターたちには「今はインターネットなどで世界とつながっている時代。どんどん自分を試せる場を作っていってほしい。レベルは高いですし、やれば十分ムーブメントの一部になれると思います」とエールを送る一方で「もし、仮にいくらでもお金を出してくれる人がいるなら『幻魔大戦』みたいな映画を作ってみたいですね。日本ならではのテイストを持ちつつ、国際色も豊か。大きなマーケットで勝負できる作品をやってみたいです」とワクワクするような夢を語ってくれた。(取材・文・写真:才谷りょう)

 映画『マレフィセント』は7月5日より全国公開

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