福士蒼汰、癒やしのオーラの秘密とは?役者道支えた仮面ライダー&岡田准一との出会い
役者としての大きな出会いとして挙げるのは、主演に抜擢され、この仕事への覚悟を決めた『仮面ライダーフォーゼ』との出会いだ。「『仮面ライダー』で一年半、主役を務めさせていただいた経験はすごく大きかったです。それまでは中心に立つことは絶対にできなかったんです。リーダーを支える方が得意だと思っていたのです。『仮面ライダー』に携わっていなかったら大学に行っていたかもしれないです。でも自分で決めて、選択してきた道は正しかったと思っています」。
主演として現場の中心に立つ機会も益々増えた。デビュー当時と今では「責任感が強くなった」と言うが、役者道を邁進する上で、『図書館戦争』シリーズでの岡田准一との共演が深く心に残っていると話す。「岡田さんの立ち居振る舞いが凄く印象に残っています。スタッフさん全員に優しくて、それでいて見ている人みんなを圧倒するような力があるんです。今でも本当に見習いたいと思っています」。
本作での挑戦を「恋愛映画というなかで、いつもとは違う自分を見せることができた。すごく自分の好きな結末の恋愛映画なんです」と胸を張る福士蒼汰。「今は自分の実になることがすごく楽しいです。自分のスキルになることはなんだろうといつも自問自答して。仕事人間です」とふわりと笑う。ストイックに走り続ける彼の魅力を、是非とも堪能してほしい。(取材・文・写真:成田おり枝)
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は12月17日より公開。