佐々木希、「コメディへの思い強く」 唐沢寿明との共演で視野広がる

唐沢寿明と窪田正孝の刑事コンビが、はちゃめちゃなことを繰り広げるテレビドラマ『THE LAST COP ラストコップ』が『ラストコップ THE MOVIE』として帰ってきた。ドラマ最終回では“伝説の生放送”として、その存在をテレビ界に刻銘に刻んだが、映画ではいったいどれだけスケールアップしているのだろうか。本作で唐沢演じる京極浩介の実の娘にして、窪田扮する望月亮太の恋人役・鈴木結衣を演じた佐々木希に、映画の見どころや、本作を経験したことによって得たことなどを語ってもらった。
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連続ドラマ最終回、一部が生放送になった『THE LAST COP ラストコップ』。その破天荒な展開は大きな話題になった。「本当にあの放送ははちゃめちゃでしたね。一応事前にリハーサルをしたのですが、あまりしっかりやりすぎると固まってしまうからって唐沢さんがおっしゃっていたので、そこまで厳密なリハーサルはやらなかったんです。結果、本番も全然リハーサル通りには進まなかったです(笑)。でもすごくハラハラして面白かったです」と放送当時を振り返った。
これまでも数多くのドラマや映画に出演している佐々木が「すごく独特」と語るように、『THE LAST COP ラストコップ』の現場は特別な空間だったようだ。「とにかくスタッフさんが生き生きしていて、みなさんが“どうやったら面白くなるか”を考えているんです。『ありえないでしょ』っていう場面に直面しても『ラストコップだからいいよね』となるです。面白いことを真剣に突き詰めている姿はすがすがしく、毎回現場に行くのが楽しみでした」。
そんな現場の良い雰囲気を中心となって作り上げているのが唐沢だ。窪田をはじめとする若手俳優からの信頼も厚い。佐々木にとっても、頼れる存在だったようで「『こうしたら面白いんじゃない?』と自分では想像もつかなかったようなアイデアを提案してくださったり、一つのセリフでも、奥深くまで考えていらして、いかに面白くなるかアドバイスしてくださったりしました」と多くのことを引き出されたという。