岡田准一「おかしくなるほど」自分を追い込んだ 『関ヶ原』の撮影は夢
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身震いするほどの多幸感と同じくらい、大作の中で頭を務めるという、想像を絶する重責を担うのが岡田の役割でもある。「台本は何回も飽きるくらい読んで、どうしたらいいかわからなくなるほど読んだぐらいが、やっぱりよくて。それで、…たまにですけど、何か心情的に耐えられなくなるときがあるんです」と、人知れぬ思いを吐露する。
「夜、寝られなくて、身体が泣いているみたいに、ちょっと散歩しないと耐えられないなっていうときがくる作品を、僕は何回か経験しているんです。でも、そうなると調子がいいというか、割と褒められることが多くなったりします」。そうした逼迫するような想いの作品は「たまにしかない」と言う。「そういう意味では、『関ヶ原』はそういう状態でのぞめたので、誇りを持っている作品です」。(取材・文:赤山恭子)
『関ヶ原』は8月26日より全国公開。