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『最愛』新井P、オリジナル脚本に込めた思い「なんでもかんでも説明するのはやめよう」

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◆盟友・塚原あゆ子監督のこだわりは「登場人物の関係性をいかにリアルに生っぽく見せるか」

 度々タッグを組む塚原監督は、細部までこだわり抜く緻密な演出で物語を彩るタイプ。サスペンスを見せていくにあたって演出で気を付けたことを聞くと、「まずは、過去パートの舞台でもある白川郷の世界観を美しく撮ろうと思って。お話がダークでもあるので、光の具合や服の色など、なるべく暗い印象にならないように気を付けました」と返答。2話では塚原監督がこれまでにない斬新な演出に挑戦したと言い、「流れる血が変な色をしていて。とある部屋を丸ごと飾り替えてシーンを撮ったのですが、みんなどうなるんだろうと大混乱をしながら敢行しました(笑)。ぜひ注目してほしいです。ただ怖いというわけではなく、異様な世界をきれいな世界に相反して作っていこうと思っています」と狙いを打ち明けてくれた。

金曜ドラマ『最愛』より (C)TBS
 さらに、登場人物の関係性をいかにリアルに生っぽく見せるかという、塚原監督のこだわりも言及。「役者さんが『セリフの順番を間違った!』と言うことがありますが、それは間違えたわけではなく、流れ的にこっちを先に言ったほうがいいという感覚になるからそう言ったはずで。それを監督は『そのままでいいです』と言います。やりたいのはセリフ通りに言うことではなく、関係性を出すこと。なので、それでなじむならいいんです。ドラマの中では描けない歳月の流れもあるので、その感覚をどう出していくのかは細かいところを演出しています」と語る。

金曜ドラマ『最愛』を手掛ける新井順子プロデューサー (C)TBS
 本作の主題歌は、新井Pが長年オファーし続けてきたという宇多田ヒカルによる「君に夢中」。「歌詞は、宇多田さんが吉高さんと真田梨央ちゃんのことを想像して書かれていて、宇多田さんから見たらこういう感じの世界なんだ!と思いました。学生時代からの大ファン。このドラマの企画書も『SAKURAドロップス』を聞きながら書きました。最先端の曲でとにかくかっこよく、ドラマの世界観にもあっていて。2話もどこでかかるのかぜひ注目してくだい」とアピールしていた。(取材・文:高山美穂)

 金曜ドラマ『最愛』は、TBS系にて毎週金曜22時放送。

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