ビフォア・ザ・レイン
【解説／みどころ】
ヴェネチア映画祭で10部門を独占した、Ｍ・マンチェフスキーの監督デビュー作。３つのラブ・ストーリーで構成され、舞台をマケドニアからロンドン、そしてまたマケドニアへと移し、巧みに登場人物を交錯させ循環した一つの物語を描く。第１話「言葉」では、マケドニア人と敵対するアルバニア人の娘が修道院に逃れ、若い僧と恋に落ちるが、宗教や言葉の違いなどが二人の恋の行方を阻み……。第２話「顔」では、写真エージェントで働く女性編集者アンが、マケドニア人の愛人アレックスと退屈な夫ニックの間で気持ちが揺れ動いている時、思いがけない事件が起こる。第３話「写真」では、２話に登場したアレックスが主人公。故郷に帰るが民族紛争で荒れ果て、昔好きだった彼女は敵対するアルバニア人。そんな中、彼の叔父がアルバニア人に殺される。マケドニアの美しい景観を映し出し、人々が争うことの愚かさをも浮き彫りにしている。
- キャスト
- グレゴワール・コラン／ カトリン・カートリッジ／ レード・セルベッジア／ ラビナ・ミテフスカ／
- スタッフ
- 監督: ミルチョ・マンチェフスキー 脚本: ミルチョ・マンチェフスキー
- 原題
- BEFORE THE RAIN
- 上映時間・制作年
- 115分／1994年
- 制作国
- 英＝仏＝マゲドニア
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