おとうと〈1960年〉
【解説/みどころ】
幸田文の原作を水木洋子の脚色で映画化、高い評価を得た市川崑の代表作。片足を病み、後妻というコンプレックスを強く抱いている母。作家である父は、その母を扱いあぐねている。この父母の間で、愛を与えられず不良化していく弟と、その弟をかばい、愛情を注ぐ勝ち気な姉を軸に物語は進む。遠慮なく悪口を言い合い喧嘩する姉と弟は、しかしそれゆえ深く信頼し愛し合っている。ある日弟は、暴れるだけ暴れ家族を困らせたあげく、突然結核で倒れる。父母の愛が初めて弟に注がれ、家族が一つになったのもつかの間、弟は死んだ。姉はショックで倒れたが、ふと目を覚まし、あと片付けを始めるのだった。恋人同志もかくやの美しい姉弟愛を、市川監督はワンショットごとに目配りの利いた色彩処理と画面構成でカラリと描き上げ、彼の文芸路線の白眉となった。
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