シェーン

【解説/みどころ】
見事な俯瞰撮影で幕を開けるこの作品は、巨匠スティーヴンスがシェーファーの原作を得て作り上げた本格的西部劇。西部の新天地では、土地をめぐって開拓農民と牧畜業者との対立が絶えなかった。北へ行く途中ジョー一家に立ち寄ったシェーンは、世話を受け味方につく。ある日、酒場で敵対するライカー一味にからまれたシェーンは、黙って引き下がるが、二度目は徹底的にぶちのめす。復讐のためライカーは、名うての殺し屋ウィルソンを呼び寄せるが……。典型的な西部劇のパターンを踏襲しながら、この作品がすぐれて西部劇史上に残る名編となったのは、すべての対象を自然主義ともいえる徹底したリアリズム手法で詩情豊かに謳い上げた点と、少年の目に映るヒーロー=シェーンを描いた点にある。ラッド一世一代の名演。殺し屋J・パランスのすご味も忘れ難い。
- キャスト
- アラン・ラッド/ ヴァン・ヘフリン/ ジーン・アーサー/ ブランドン・デ・ウィルデ/ ジャック・パランス/
- スタッフ
- 監督: ジョージ・スティーヴンス 脚本: A・B・ガスリー・Jr. ジャック・シャー 原作: ジャック・シェーファー
- 原題
- SHANE
- 上映時間・制作年
- 分/1953年
- 制作国
- 米
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