展覧会の絵

【解説/みどころ】
手塚治虫がセル・アニメーションの様々な様式を用いて製作した、10話の短編によるオムニバス。構成はムソルグスキー作曲、ラベル編曲の同名曲になぞらえられて、それぞれの短編が間奏曲でつながれている。工場を完全オートメーション化した工場主が、彼自身も機械として扱われてしまう第4話「工場主」のように、どのエピソードにも風刺、皮肉、ブラックユーモアがたっぷりとまぶされているのが興味深い。ただこれは欧米のアニメーションへの憧れの具体化、もしくはオマージュともとれ、その独創性を手放しで評価することはできない。第1~
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