【解説/みどころ】
藤原審爾の小説『逃亡者』を野村孝監督、宍戸錠主演で映画化した日活アクションの傑作。殺し屋・上村は大田原組に雇われ島津組親分を射殺し、相棒とともに身を隠すが大田原は島津組二代目と手打ちを行ない相棒を血祭りにあげる。大田原の裏切りを知った上村は単身、島津や大田原らが待ち受ける埋立地に向かう。ラストの対決シーンにおける宍戸錠のバネのきいたスピーディーなアクションが見ごたえ十分。宍戸錠はこの年(1967年)には、「殺しの烙印」(鈴木清順監督)、「みな殺しの拳銃」(長谷部安春監督)そして本作品という3本の傑作に出演し、ハードボイルド・スターの第一人者としての貫禄を示した。
- キャスト
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宍戸錠/
ジェリー藤尾/
小林千登勢/
嵐寛寿郎/
杉良太郎/
- スタッフ
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監督:
野村孝
脚本:
山田信夫
永原秀一
原作:
藤原審爾
- 上映時間・制作年
- 84分/1967年
- 制作国
- 日本
- 配給
- 日活
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