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ロシアの鬼才最新作『インフル病みのペトロフ家』、刺激あふれる予告編解禁

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映画『インフル病みのペトロフ家』場面写真

映画『インフル病みのペトロフ家』場面写真(C)2020 ー HYPE FILM ー KINOPRIME ー LOGICAL PICTURES ー CHARADES PRODUCTIONS ー RAZOR FILM ー BORD CADRE FILMS ー ARTE FRANCE CINEMA ーZDF

 第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されフランス映画高等技術委員会賞を受賞した、ロシアの鬼才キリル・セレブレンニコフ監督最新作『インフル病みのペトロフ家』より、主人公の妄想の世界が展開する刺激的な魅力にあふれた予告編が解禁された。

【動画】主人公の妄想が刺激的!『インフル病みのペトロフ家』予告編

 本作は、ポスト・ソビエト時代の迷宮的ポートレートを描き、ロシアでセンセーションを巻き起こした A・サリニコフによるベストセラー小説を映画化。

 監督は、ロシア演劇界の鬼才であり、数々の映画祭で多数の賞を受賞するなど映画監督としても世界から注目を浴びている『LETO ‐レト‐』(2018)のキリル・セレブレンニコフ。2017年に国からの演劇予算横領の疑いで自宅軟禁状態となり、その不条理な状況下で本作の脚本を書いたという。ロシア社会への強烈な風刺、驚くべき長回しショット、めくるめく場面転換、刺激的なアクションなど、強烈なインパクトにあふれた作品に仕上げている。

 ソビエト崩壊後のロシア・エカテリンブルグ。インフルエンザが流行している。ペトロフは高熱にうなされ、妄想と現実の間を行ったり来たり。やがてその妄想は、まだ国がソビエトだった子ども時代の記憶へと回帰し…。

 予告編は、MANGA(漫画)を描くのが好きな主人公ペトロフがインフルエンザで咳き込む様子から始まる。やがて彼は息子にも感染させてしまうと、妄想の世界へ。男たちの銃殺シーン、図書館での衝撃的アクション、2004年のロシアと1976年のソヴィエト、“雪むすめ”の格好をした謎めいた女性、妻ペトロワの叫び…。次々と展開する不穏な世界観を、ダークな歌詞と複雑なライムが特徴的なロシアの人気ラッパー・Huskyの楽曲「Revenge」とヴィヴァルディの「四季〜冬」が彩る。

 そんな映像の合間には「驚異的だ!」(New York Magazine)、「幻覚的長回しはソクーロフ、ブラックユーモアはタランティーノだ!」(Le Journal du Dimanche)といった本作に寄せられた絶賛コメントや、「現代ロシアの病か?」「コロナ禍の世界の予言か?」などの印象的なコピーも。「(詳しいストーリーは)わからないけど面白そう!」と感じさせる、現代ロシアの迷宮に誘われるような刺激的な予告編となっている。

 映画『インフル病みのペトロフ家』は、4月23日より全国順次公開。

映画『インフル病みのペトロフ家』予告編

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