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<第45回日本アカデミー賞>有村架純が最優秀主演女優賞 「独りよがりの芝居ではなく思いやりを持って誠実に」

映画

最優秀主演女優賞を受賞した有村架純
最優秀主演女優賞を受賞した有村架純(C)東京写真記者協会

 「第45回日本アカデミー賞授賞式」が11日、都内で開催され、『花束みたいな恋をした』の有村架純が最優秀主演女優賞を受賞。有村は「一緒に戦ってくれる仲間を大切にこれからも精進していきたい」と強い思いを口にした。

【写真】<第45回日本アカデミー賞>豪華俳優・女優陣、レッドカーペットに華やかな装い

 『花束みたいな恋をした』は、京王線の明大前駅で終電を過ごしたことから偶然出会った2人の男女の、何気ない5年間の日常を描いたラブストーリー。脚本を担当した坂元裕二が、有村を想定して当て書きしたというヒロイン・八谷絹をみずみずしく演じた。

 最優秀賞の発表で自身の名前が呼ばれると、パッと明るい表情を見せた有村。壇上にやってくると「すごくびっくりしています」と心境を述べ、「この賞をいただけたのは、作品に携わる菅田(将暉)さんをはじめ、キャストの皆さん、スタッフの皆さんのおかげだと思っています。心から感謝申し上げます」とあいさつ。

 2010年の女優デビュー以来、12年の歳月が流れたが有村は「私が作品に対してできることは本当に少ないし限られています」と切り出すと「自分は作品にどういった影響を与えられるのだろうかということは常々考え不安があるのですが、そんな私の背中を幾度となく押してくれたのが、これまで出会った方々がくれた言葉でした。そしていつも思い浮かぶのは、これまで一緒に仕事をしてくれた方たちの顔です。その人たちがいてくれたから好きな芝居を続けることができたのかなと思っています」と語る。

 さらに有村は「これからも独りよがりな芝居をするのではなく、思いやりを持って、芝居、現場、人に対して誠実に向き合い続けていきたいと思います。そして一緒に戦ってくれる仲間たちを大切に、これからも精進していきたいと思います」と飛躍を誓うと「世界中が一刻も早く穏やかに過ごせますように祈っております。私自身も皆さまに貢献できるように頑張っていきます」と力強く語った。

 また有村は、昨年の最優秀女優賞を受賞し、この日司会を務めた長澤まさみに対して「私が20歳ぐらいのときからずっと自分に良くしてくださって、面倒をみてくださった方。そんな方とこういったすてきな場所で一緒の舞台に立てることが幸せです」と満面の笑みを浮かべると、長澤も有村が最優秀女優賞を受賞したことに「とてもうれしい」と破顔していた。

■優秀主演女優賞(★が最優秀賞受賞者)
★有村架純『花束みたいな恋をした』
天海祐希『老後の資金がありません!』
永野芽郁『そして、バトンは渡された』
松岡茉優『騙し絵の牙』
吉永小百合『いのちの停車場』

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