アレック・ボールドウィン、イタリアのファミリー向けクリスマス映画で俳優業に復帰

映画『Rust(原題)』の撮影現場で銃が誤発射し、撮影監督が亡くなるという痛ましい事故が起きたのは昨年10月。渦中にあるアレック・ボールドウィンが、早くも俳優業に復帰することが明らかになった。事故発生前に決まっていたプロジェクトだという。
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Varietyによると、アレックが出演するのは、イタリアの制作会社Minerva PicturesとILBEが手掛けるクリスマス映画『Kid Santa(英題)』と『Billie’s Magic World(英題)』の2本。弟のウィリアム・ボールドウィンと一緒に出演し、2人はプロデューサーも兼務するという。
両作とも、イタリア人監督のフランチェスコ・チンクェマーニがメガホンを取り、実写とアニメのハイブリッドで描くファミリー向けクリスマス映画。2人のほか、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』などに出演のエルヴァ・トリルが出演するそう。アレックとウィリアムは実写部分に出演するそうだ。
チンクェマーニ監督は、アレックと2015年公開のSFアクション映画『アンドロン』で組んでおり、ウィリアムとも、2021年の実写/アニメ映画『The Christmas Witch(原題)』で一緒に仕事をしている。
この後ローマで撮影を開始するため、ウィリアムはすでに現地入りしており、アレックも現地時間の26日にローマに到着する予定。2人は現地にて、4週間に渡って撮影を行うという。なお、Minerva Picturesのチーフ、ジャンルカ・クルティによると、このプロジェクトは、『Rust』の撮影現場で事故が発生するより前に、決まっていた事だそう。
『Rust』での死亡事故を受けて、現在も捜査が続けられており、アレックは亡くなった撮影監督ハリーナ・ハッチンズさんの遺族や、スタッフから訴訟を起こされている。