ハロプロ12人組・つばきファクトリー、2度目の日本武道館公演で「成長した姿をお見せできた」
ハロープロジェクト!の12人組アイドルグループ・つばきファクトリーが16日、日本武道館で「つばきファクトリー CONCERT TOUR~PARADE 日本武道館スッペシャル~」を開催。約5000人の観客を前にメドレー曲を含む全26曲を歌い上げ、リーダーの山岸理子は「成長した姿をお見せできたのではないかなと思います」と自信を見せた。
【写真】2度目の武道館公演で華やかステージを見せたハロプロ12人組・つばきファクトリー(写真13枚)
公演の幕明けを飾ったのは、激しいステージングで見せる「マサユメ」。「涙のヒロイン降板劇」ではステージを横一杯に使ったダイナミックなパフォーマンスを披露し、「約束・連絡・記念日」では切ない表情を、「笑って」で可憐な表情を浮かべた。
公演への意気込みを語ったMCでは、2021年7月にグループへ加入した新メンバーの4人が個性を発揮。「よっふー!」と勢いよく第一声を放った豫風瑠乃は「私はめっちゃ盛り上がってます! 」と元気よくあいさつ。福田真琳は「緊張とみなさんへの思いをパワーに変えて、12色の中の“青椿(あおつばき)” として今日は咲き誇りたいと思います」と宣言し、八木栞は「前回(2021年10月)の武道館からの成長、そして、私の新たな一面を見てください」とアピール。河西結心は「つばきファクトリーのよさをみなさんに見てもらえるように、今日はがんばっていきたいと思います」と笑顔を見せた。
パフォーマンスへ戻り、6月29日発売の最新シングルから純情ソング「弱さじゃないよ、恋は」を初披露。「ふわり、恋時計」では、優しい歌声を響かせる。
雑踏の音が流れる中で短い寸劇を披露したのち、2017年2月リリースのメジャーデビューシングル「初恋サンライズ」からスタートしたメドレーでは、「ハナモヨウ」「イマナンジ?」「I Need You 〜夜空の観覧車〜」「低音火傷」「純情cm(センチメートル)」の計6曲を、多彩なステージングを見せた。
初披露した最新シングル曲「アドレナリン・ダメ」では、力強い歌声とダンスを披露。着席のまま見守る観客の手拍子が会場全体に響いた「足りないもの埋めてゆく旅」を歌い終えると、メンバーはステージを降り、会場のスクリーンには結成からの軌跡をたどるVTRが流れた。
終盤戦「断舎ISM」では強く凛々しいパフォーマンスを見せる。激しいメロディながら切ない恋心を描いた2曲「三回目のデート神話」「今夜だけ浮かれたかった」で会場のボルテージを高め、キュートな歌声を響かせる「愛は今、愛を求めてる」で本編を締めくくった。
会場には、アンコールを待つ手拍子の音が響き渡る。観客たちの熱意を受けて再び登場したグループは、ステージで二手に分かれて、体を楽器に見立てた”ボディパーカッション“によるパフォーマンスを披露。メンバーに促された観客たちの手拍子が響いた「表面張力~Surface Tension~」で、会場は明るいムードに包まれた。
最後のMCでは、メンバーが公演を振り返る。福田は「去年の今頃はオーディションを受けている最中だったんですけど、こんなに素晴らしい景色を見られるとは本当に思っていませんでした」「これからは、このような奇跡を感動に変えられるような人になりたいです」と宣言。本番で「メンバーのみなさんと、そして、ここにいるみなさんとアイコンタクトをする」「曲に合った表現をする」の2つを目標にしていたという河西は「今日の点数は100点満点中、70点ぐらいかなって思います。これからもっともっと成長できるようにがんばります!」と、微笑みながら語った。
リーダーの山岸は「スタッフさんからリハーサルのときに、もしこのステージが成功したら、前回の武道館公演よりも、もっともっといいつばきファクトリー、成長したつばきを見せられるんじゃないかとおっしゃってくださったので」と明かし、「今日は12人で、みんなで頑張れたんじゃないかなと思います。成長した姿をお見せできたのではないかなと思います」と手応えを示した。
さらに、8月25日にはメジャーデビュー5周年を記念した山梨・河口湖ステラシアターでの単独ライブ開催も発表し、会場は歓喜の拍手に包まれた。