『トップガン』続編、トム・クルーズは乗り気じゃなかった 監督の30分プレゼンで急展開
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オリジナルから36年を経て、ついに公開された『トップガン マーヴェリック』。日本では5月27日からの公開3日間で11億円越えのジェットスタートを切り、観た人の高評価レビューが並ぶなど、傑作との呼び声も高い本作だが、主演&プロデューサーのトム・クルーズは、当初制作に前向きではなかったようだ。
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若き日のトムを一躍スターダムへと押し上げた『トップガン』(1986)の続編が、コロナ禍による公開延期を乗り越え、ついに公開された。本作では、オリジナルでメガホンを取った故トニー・スコット監督に代わり、『オブリビオン』(2013)以来トムと2度目のタッグとなるジョセフ・コシンスキーが監督を務めている。
監督がPolygonに明かしたところによると、脚本を読み、いくつかアイデアが浮かんだ彼は、製作のジェリー・ブラッカイマーに相談したそう。すると、ブラッカイマーもそのアイデアを気に入り、トムに直接売り込むよう言われたという。そこで、トムが『ミッション:インポッシブル』を撮影していたパリに飛び、トムと面会を果たすが、彼の反応は思っていたのと違ったそうだ。
「撮影の準備をする間に、30分くらいもらえた。だから30分プレゼンしたんだよ。飛行機の中では気付いていなかったけど、対面してみたら、トムは『トップガン』をまた撮ることに全く前向きじゃなかったんだ」と振り返った。
この時のトムの反応が、一体どんな様子だったのか窺い知ることは出来ないが、監督のアイデアはトムにしかと響いたようで、「プレゼンが終わると、トムはパラマウントのトップに電話して、『トップガンをまた作るぞ』と言ったんだ。本物の映画スターの持つパワーを目の当たりにして、すごく感激した」と語っている。
そして完成した『トップガン マーヴェリック』は、公開から4日間で推定1億5600万ドル(約201億円)もの興行収入をアメリカ国内で記録。世界各国でもイギリス、フランス、ブラジルなど32の地域でトム・クルーズ史上No.1オープニングを打ち立て、フランス、オーストラリアなど18の地域ではパラマウント・ピクチャーズの実写映画史上No.1オープニングとなるなど、記録ずくめのスタートとなっている。
映画『トップガン マーヴェリック』は公開中。
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