クリス・エヴァンス「喉から手が出るほど演じてみたい」 ひげ面のサイコな悪役で新境地
7月22日配信開始のNetflix映画『グレイマン』に、俳優のクリス・エヴァンスが、これまでのイメージを覆すひげ面のサイコな悪役で出演している。正義のヒーロー、キャプテン・アメリカ役で知られるクリスだが、実は本作で演じる凶悪な男ロイドのような悪役に憧れていたことを明かした。
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本作は、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』を手掛けた“ルッソ兄弟”ことアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソが監督を務めるるノンストップ・アクション作品。ライアン・ゴズリングがとある理由から命を狙われる身となったCIA工作員コート・ジェントリー役、クリス・エヴァンスがコートを追う元同僚ロイド・ハンセン役、そしてアナ・デ・アルマスがコートを援護する工作員ダニ・ミランダ役を演じ、激しい追走劇を繰り広げていく。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)において、8年にわたりキャプテン・アメリカを演じ続けたクリス・エヴァンス。そんな彼が本作で挑戦したのが"グレイマン"ことコート・ジェントリーを執ように追いかけ、命を脅かすロイド・ハンセン役。衝動を抑制できない性格が原因で、CIA を解雇された危険すぎる男だ。
解禁されている予告編映像でも、まるでその命をもて遊ぶかのようにコートを追い詰め、「誰でも殺せるさ」と不敵な笑みを浮かべる冷酷な姿を見せ、任務遂行のためには手段を選ばず、いかなる犠牲もいとわない残忍な一面をのぞかせている。
実はクリスは、前々から“勇敢なる正義のヒーロー”のイメージを覆すキャラクターを演じることを熱望していて、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)の撮影終了後にクリスの方から、難しいキャラクターを演じてみたいという売り込みがルッソ兄弟へあったという。
クリスは「脚本を読んで、ロイドという人物にとても惹かれました。ロイドのような役柄をもらうことはあまりないですから。恐らく、皆さんが持つ私のイメージとは違うものでしょう。でも、俳優としてはこうした役柄は喉から手が出るほど演じてみたいものです」と、今まで演じてきた代表的な役柄とは遠くかけ離れたロイド役に強い憧れがあったことを明かした。
念願かなってロイドになりきれた瞬間についても、「あの形にヒゲを整えた瞬間、"これだ! これぞあのサイコ野郎だ」と思いました」と興奮気味に振り返っている。
一方、追われる立場のコート役を演じたライアン・ゴズリングも、コートを消し去ることに異常に執着するロイドのサイコな人物像について「シックス(コート・ジェントリー)は、ただ仕事だからという理由で仕方なく人を殺しているだけで、そこから個人的な満足感を得ることはありません。対してロイドは、"仕事だから"という大義名分を隠れみのにして、個人的に殺人を楽しむような人物です」と語っている。
Netflix映画『グレイマン』は、7月22日より全世界独占配信。