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アカデミー賞を受賞した日本人は誰? 歴代オスカー受賞者&日本映画まとめ

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第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』(左から)高橋正紀、山崎貴監督、渋谷紀世子、野島達司
第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』(左から)高橋正紀、山崎貴監督、渋谷紀世子、野島達司(C)AFLO

 いよいよ米映画賞の最高峰、アカデミー賞授賞式が、日本時間3月16日に開催される。今年はメイクアップ&ヘアスタイリング賞に、日本映画の『国宝』と、日本出身のオスカー受賞アーティストであるカズ・ヒロが手掛ける『スマッシング・マシーン』がノミネートされており、受賞に期待がかかる。今回は、最高の名誉であるアカデミー賞を獲得した歴代の日本人&日本映画を紹介する。

【写真】歴代オスカー受賞の日本人&日本映画をチェック!

日本人唯一の俳優賞受賞者も ~90年代の受賞者&受賞作品

<>内はアカデミー賞開催年。()内は映画製作年。

■黒澤明監督 『羅生門』名誉賞<1952年>、『デルス・ウザーラ』外国語映画賞<1976年>、アカデミー名誉賞<1990年>

映画『羅生門』(1950) 写真提供:AFLO
 日本映画として初めてアカデミー賞を獲得したのは、1952年の第24回アカデミー賞で現在の国際長編映画賞にあたる名誉賞(第28回までは非競技部門の特別賞)に輝いた黒澤明監督の『羅生門』(1950)。1つの事象を異なる視点で描く手法が「羅生門効果」と呼ばれるようになり、本作を機に日本映画への注目が高まった。50年代に相次いだ日本映画のオスカー受賞の土台となるなど、国内外の映画に影響を与えた。1976年の第48回アカデミー賞でも黒澤作品『デルス・ウザーラ』(1975)が外国語映画賞(現国際長編映画賞)を受賞したほか、1990年には長年の功績を称えられ、黒澤監督がアカデミー名誉賞を受賞。彼を師と仰ぐスティーヴン・スピルバーグとジョージ・ルーカスがプレゼンターを務めた。

■衣笠貞之助監督『地獄門』アカデミー賞名誉賞&衣装デザイン賞<1955年>

映画『地獄門』(1953) 写真提供:AFLO
 1955年に開催された第27回アカデミー賞では、衣笠貞之助監督の『地獄門』(1953)がアカデミー賞名誉賞(現国際長編映画賞)を受賞するとともに、和田三造が個人として初めて衣装デザイン賞を受賞する快挙を成し遂げた。菊池寛の戯曲『袈裟の良人』を映画化した同作は、長谷川一夫、京マチ子らが出演。第7回カンヌ国際映画祭では最高賞のグランプリを受賞した。

■稲垣浩監督『宮本武蔵』アカデミー賞名誉賞<1956年>

映画『宮本武蔵』(1954) 写真提供:AFLO
 続く1956年の第28回アカデミー賞では、稲垣浩監督が吉川英二の小説を映画化し、三船敏郎、三國連太郎、八千草薫らが出演する『宮本武蔵』(1954)がアカデミー賞名誉賞(現国際長編映画賞)を受賞。日本映画として2年連続受賞の快挙となった。

■ナンシー梅木、助演女優賞<1958年>

第30回アカデミー賞助演女優賞を受賞したナンシー梅木 写真提供:AFLO
 1958年の第30回アカデミー賞では、ナンシー梅木がマーロン・ブランド主演の『サヨナラ』(1957)で、助演女優賞を受賞。これがハリウッドデビュー作だった彼女は、アジア系としてのみならず、米英以外の出身者として初の快挙を成し遂げた。ジェームズ・ミッチェナーの同名小説を基にジョシュア・ローガン監督が手掛けた同作は、朝鮮戦争時の日本を舞台に、アメリカ人兵士と日本人女性の悲恋を描いた作品。助演女優賞のほか、助演男優賞(レッド・バトンズ)と美術賞、音響賞の4部門に輝いた。

■ワダ・エミ、衣装デザイン賞<1986年>

映画『乱』(1985) 写真提供:AFLO
 1986年の第58回アカデミー賞では、ワダ・エミが黒澤明監督『乱』(1985)で和田三造以来31年ぶりに衣装デザイン賞を受賞。授賞式には、彼女の作風を思わせる小物に赤を利かせた漆黒の着物姿で出席し、オスカー像を掲げて「この像に私の衣装は必要ありません」とスピーチしたことは語り草となっている。国境とジャンルを越えて活躍した彼女は、メイベル・チャン監督の『宗家の三姉妹』(1997)やチャン・イーモウ監督の『HERO』(2002)ほか、オペラ作品でも衣装を担当。2021年の逝去を受け、翌年の第94回アカデミー賞授賞式で追悼された。

■坂本龍一、作曲賞<1988年>

映画『ラストエンペラー』(1987) 写真提供:AFLO
 1988年の第60回アカデミー賞では、坂本龍一が『ラストエンペラー』(1987)で日本人初となる作曲賞を受賞した。『戦場のメリークリスマス』(1983)で初めて映画音楽を手掛けた坂本は、ブライアン・デ・パルマ監督の『スネーク・アイズ』(1998)と『ファム・ファタール』(2002)、ペドロ・アルモドバル監督の『ハイヒール』、ベルナルド・ベルトルッチ監督の『リトル・ブッダ』と『シェルタリング・スカイ』、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)などで作曲を担当。是枝裕和監督の『怪物』(2023)が遺作となった。2023年3月に逝去した際は、『戦場のメリークリスマス』で共演したデヴィッド・ボウイの公式Twitter(現X)で追悼文が発表された。

■石岡瑛子、衣装デザイン賞<1993年>

映画『ドラキュラ』(1992) 写真提供:AFLO
 1993年の第65回アカデミー賞では、石岡瑛子がフランシス・フォード・コッポラ監督の『ドラキュラ』(1992)で衣装デザイン賞を受賞。『ザ・セル』(2000)や『インモータルズ ‐神々の戦い‐ Immortals』(2011)でも衣装を手掛け、遺作となった『白雪姫と鏡の女王』(2012)では再びアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされた。また、多岐にわたって活躍した彼女は、マイルス・デイヴィスのアルバム『TUTU』のジャケットデザインでグラミー賞を獲得したほか、ブロードウェイ舞台『M.バタフライ』とミュージカル『Spider‐Man: Turn Off the Dark』でトニー賞にノミネートされている。


■伊比恵子監督『ザ・パーソナルズ~黄昏のロマンス~』短編ドキュメンタリー賞<1999年>

短編映画『ザ・パーソナルズ~黄昏のロマンス~』(1998) 写真提供:AFLO
 1999年の第71回アカデミー賞では、伊比恵子監督がマンハッタンのコミュニティセンターで演劇活動に打ち込むユダヤ系の高齢者たちの姿を捉えた『ザ・パーソナルズ~黄昏のロマンス~』(1998)が、短編ドキュメンタリー賞を受賞。日本人の女性監督として初の受賞となった。プレゼンターを務めたのは、前年『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で脚本賞を受賞したマット・デイモンとベン・アフレックだった。

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2000年~2010年代 長編アニメ映画賞を2度受賞した巨匠

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