『オブセッション 災愛』主演マイケル・ジョンストン「こんなに笑える作品になるとは」 舞台あいさつにリモート登壇
公開中のホラー映画『オブセッション 災愛』の日本での大ヒットを受け、26日、主人公ベア役を演じたマイケル・ジョンストンのリモート登壇による舞台あいさつが実施された。
【写真】ニッキーの表情の変化が怖すぎる! 『オブセッション 災愛』場面写真
新鋭監督カリー・バーカーの劇場長編デビュー作となる本作は、恐怖工房ブラムハウスが放つ、甘美で狂おしいネオ・ロマンティックホラー。
物語の主人公は、孤独で内向的な青年ベア(マイケル・ジョンストン)。思いを寄せる女性ニッキー(インディ・ナヴァレッティ)との距離を縮めたい一心で、“願いをかなえる”という不気味なまじない「ワン・ウィッシュ・ウィロー」に手を出したことから、彼の日常は少しずつ狂い始める。純粋だったはずの恋愛感情は執着へと変貌し、“最愛”が“災愛”へと反転していく―。
公開以来、北米で社会現象級の大ヒットを続ける本作は、北米累計興収が2億5000ドルを超え、全世界での興行収入は4億ドルを突破。2026年世界で最も稼いだホラー映画に留まらず、21世紀に公開されたオリジナルホラー映画として、世界興収歴代1位となった(7月21日時点 ※Box Office Mojo調べ)。
さらに、6月30日に発表された「2026 Astra Midseason Movie Awards」にて最優秀ホラー作品賞を受賞。あわせて、主人公ニッキー役のインディ・ナヴァレッテが最優秀主演女優賞に選ばれたほか、7月2日に発表された「VARIETY」選「2026年上半期ベストホラー」の第1位に輝き、2026年上半期を代表する注目作として高い評価を獲得している。
ジャガモンド斉藤がMCを務めた舞台あいさつで日本でのヒットについて聞かれたマイケルは、「制作当時は劇場公開されるかどうかも分からない状態だったんです。それが世界中、そして日本でも上映されて、本当にうれしい」と喜びを語る。日本では「怖いのに笑える」という感想が多く寄せられていることについて「撮影中は完全にシリアスな気持ちで演じていたので、こんなに笑える作品になるとは思っていなかった」と驚きも明かした。
一方で「笑いの要素があって良かった。もしなかったら、ものすごくダークな作品になっていたと思う」と振り返り、「ベアを演じるなかで、“つらい”“恥ずかしい”と思う瞬間もあった」とも回顧する。そんなベアの行動に対して、日本では「自業自得」という声もあることを伝えられると、マイケル自身も「僕もベアにはあまり共感はできないかな(笑)」と率直にコメント。
ただ「演じているときは決して“悪いやつ”とは思っていなかった。どんな役でも、その人物なりの正しさを信じて演じるもの」と役作りを説明し、「彼があの結末を受けるべきだったのかは、観客それぞれの解釈によると思う」と持論を語った。
そんなマイケルはホラー映画が苦手ではないそうで、「幼い頃から父にホラー映画をたくさん見せられていたので、映画ではあまり怖いと感じない」と告白。一方、日本の心霊スポットには興味津々で「日本へ行ったら実際に訪れてみたい」と希望を明かす。
日本を訪れたことはまだないというが、「お寿司が本当に大好き。日本へ行ったら帰れなくなるんじゃないかと思うくらい(笑)」と話して、観客を笑わせる場面も。MCから京都や富士急ハイランド、お化け屋敷などを勧められると「ぜひ一緒に巡りましょう!」と応じ、和やかなやり取りで会場を沸かせた。
イベント後半では観客とのQ&Aも実施。「ベアは自分の行いをどれくらい自覚していたと思うか」という質問には、「彼は悪いと思っていなかったはず。自分や友人たちをかわいそうだと思っていても、責任は一切感じていなかったと思う」と分析。「あの選択しか残されていなかったが、それすら最後までためらう臆病さも持っていた」と語った。
また「もしワン・ウィッシュ・ウィローを使わなかった場合、ベアとニッキーは結ばれていたと思うか」という質問には、「デートくらいはできたかもしれない」としつつ、「それでも最終的にはうまくいかなかったと思う。ベアにとってニッキーは理想化された存在であり続け、“有毒”な関係になってしまったのではないか」と、「この二人の“災愛”は避けられない」と自身なりの解釈を披露した。
最後にマイケルは、「作品を観てくださって本当にありがとうございます。ストーリーテラーとして、自分の出演した作品を応援してもらえることを光栄に思います」と日本のファンへ感謝のメッセージ。さらに、観客との記念撮影や動画撮影も実施。マイケルが「コンニチワ、JAPAN! 『オブセッション』愛してる?」と呼びかけると、観客が「はい! 『オブセッション 災愛』あいあい愛してる!!」と声をそろえ、会場は大きな拍手に包まれていた。
映画『オブセッション 災愛』は公開中。
