“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿――キーラ・ナイトレイ主演『サイレント・ナイト』公開決定
キーラ・ナイトレイが主演を務め、『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーンが製作を手掛ける映画『SILENT NIGHT(原題)』が、邦題を『サイレント・ナイト』として11月18日より公開されることが決定。特報映像とティザービジュアルが解禁された。
【動画】『サイレント・ナイト』特報
本作は、人類を滅ぼす猛毒ガスが迫る中、“地球最後のクリスマスイブ”を過ごす家族の姿を描くホラーコメディ。ブラックユーモア満載のホームドラマと極限のサスペンスが渾然一体となった世界観で、観る者を予測不能の体験へと誘っていく異色作だ。
田舎の屋敷でクリスマスのディナー・パーティーを催そうとしているイギリス人夫婦のネルとサイモン、彼らの息子たちであるアート、双子のハーディ&トーマスの5人家族のもとに、学生時代の親友たちとその伴侶が次々と集まってくる。子供を含む全12人の男女は久々の再会を楽しんでいたが、今年はいつものクリスマスとは違っていた。あらゆる生物を死に至らしめる謎の猛毒ガスが地球全土を席巻し、明日にもイギリスに到達するのだ。果たして彼らは“最後の聖夜”をどう過ごすのか…。
パーティーの主催者として大切な家族や仲間をとりまとめようと奮闘するネルを演じるのは、キーラ・ナイトレイ。『ジョジョ・ラビット』でゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたローマン・グリフィン・デイヴィスが、繊細な感性を持つネルの息子アートに扮する。そのほか、リリー・ローズ・デップ、マシュー・グード、アナベル・ウォーリスらが出演し、滑稽さと切実さが入り混じった絶妙のアンサンブルを見せている。
監督のカミラ・グリフィンはローマンの母親で、本作にはローマンの双子の弟ハーディとギルビーも出演。オリジナル脚本も手がけたグリフィン監督は、新型コロナのパンデミックを予見したかのような世界観を創出し、センセーショナルな“人類最期のクリスマス映画”を完成させた。
特報は、クリスマスの定番曲「サイレント・ナイト」が流れる中、ネルの家族が、パーティーの準備をしたり、彼らの家に集まった人々と楽しく過ごす様子から始まる。しかし映像の合間には「聖なる夜…人類が滅び行く、最後の夜」という言葉や毒ガスが迫ってくるような映像が挟み込まれ、徐々に不穏な雰囲気になっていく。
果たして、人類を死滅させる恐怖の毒ガスは、世界征服をもくろむロシアの陰謀によるものか。それとも環境を破壊し尽くされた地球からの復讐なのか。聖なる夜にブラックな狂騒曲を繰り広げる、男女12人の運命の行方をスクリーンで見届けたい。
ティザービジュアルは、ネル(キーラ)、サイモン(マシュー)、アート(ローマン)の3人を配置したもの。彼らの顔の周囲には毒ガスのような黒い煙が立ちこめており、迫り来る危機を予感させる、不穏なビジュアルとなっている。
映画『サイレント・ナイト』は、11月18日より全国公開。