インド教育に情熱を捧げた男をリティク・ローシャンが熱演 『スーパー30 アーナンド先生の教室』公開へ
俳優リティク・ローシャンが主演するインド映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』が、9月23日より全国順次公開されることが決まった。
【写真】映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』アーナンド役を演じるリティク・ローシャンと映画のモデルとなったアーナンド・クマール本人
本作は、世界で絶賛されたインドの教育プログラム誕生に情熱をささげた男の奇跡の実話を映画化。
天才的な数学の才能を持ちながら、貧しい生まれのため英名門大学への留学を諦めたアーナンド・クマールが始めた私塾・スーパー30(サーティ)。極貧にあえぐ家庭から優秀な子供30人を選抜して、無償で食事と寮と教育を与えるというこのプログラムは、開始した年から、世界三大難関のひとつと言われるインド最高峰の理系大学“IIT(インド工科大学)”へ塾生を送り込む快挙を成し遂げた。その後、毎年20人前後が合格。2008年から3年にわたっては30人全員を合格させた。
この実話に基づき、貧困に夢を奪われながらも、世界を変えようと奮闘する1人の男の情熱と、劣悪な環境でも諦めない30人の生徒たちの学ぶことの喜びをエンターテインメント性豊かに描き出す。
実在の人物で、いまなおインドの教育界で大きな影響力を持つアーナンド・クマールを演じるのは、2018年に“世界で最もハンサムな男性ランキング”で6位となったインド映画界きってのイケメンスター、リティク・ローシャン。2019年のボリウッド映画興行No.1を記録して日本でも公開された『WAR ウォー!!』などアクション映画やラブロマンスを中心に、バキバキの肉体美と彫刻のように整った顔立ちを生かして活躍を見せてきたが、本作では、そのあふれるスターオーラを消し去って、実在の人物であるアーナンド氏をリアルに演じている。
本作について「この映画は希望の映画だ。脚本を読んだ時、やらなければならないと感じた」と語る彼は、実在の人物を演じるにあたって、肌の色を濃くして、体重を増やし、本人の声を何度も聞き、ビハールなまりのヒンディー語を習得するため、毎日2時間から3時間の特訓をしたという。
映画『スーパー30 アーナンド先生の教室』は、9月23日より全国順次公開。