なかやまきんに君、“貯金3000万円”と“筋肉”を吸い取られた2つの悲劇を明かす
お笑い芸人のなかやまきんに君が、29日放送の『証言者バラエティ アンタウォッチマン!』(テレビ朝日系/毎週月曜23時45分)に出演。筋肉もお金も吸い取られたという苦しい経験を明かした。
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2006年10月に“筋肉留学”としてアメリカ・ロサンゼルスに渡ったきんに君。しかし、この留学で2つの悲劇が起こってしまう。この悲劇のおかげで、留学前には3000万円あったきんに君の貯金はわずか6万円になり、自慢の筋肉もすっかり落ちてしまったというのだ。
1つ目の悲劇は、アメリカで仕事ができなかったこと。学生ビザで留学したため、オーディションに合格しても働けなかったきんに君。「(留学先で)仕事があれば、現地の人がスポンサーになってビザが取れるという場合もあった」と語るが、番組収録のスケジュールの関係で就労ビザが用意してもらえなかった、という経験が何度も続いたという。
仕事はなかなかできないが、何かアメリカで結果を残したいと思ったきんに君がとった行動が、サンタモニカカレッジで筋肉の勉強をすることだった。しかし、ここで2つ目の悲劇が。それは、英語での授業だった。当時、中学生レベルの英語力だったきんに君。授業についていくため、朝6時から予習して大学へ通い、深夜3時まで課題や復習をこなすという日々を送ることになったそう。
そんな毎日の中、ジムにも半年に1回程度しか行けず、留学前の筋肉は落ちガリガリに。それでもきんに君が勉強を続けたのには、“筋肉芸人”になると決めた時の思いがあるという。「筋トレを始めたときも、『そんなキャラじゃ飽きられるよ』『インストラクターになったほうがいい』と言われた。でも僕は筋肉とお笑いをかけ合わせれば、何かができるかもしれないという思いでずっとやってきた」とデビュー当時の思いを語る。
さらにきんに君は「筋肉留学でも、エピソードを作るためにもっと遊んだほうがいいと言われていた。でも、勉強をしていたら絶対いつか役に立つ、というのを筋トレ(を始めた時)に学んだ。だからつらいけど頑張ろうっていうのは決めていた」と、芸人として筋肉を生かそうと決めた当時の思いを胸に、留学の日々を乗り越えたことを明かした。
無事卒業し帰国したのち、仕事のない時期を乗り越え現在改めてYouTubeチャンネルなどが注目されているきんに君。YouTubeの製作に留学の経験が活きているか問われると「非常に活きていますね」と笑顔で話していた。