映画『マイ・ブロークン・マリコ』、“シイノ”永野芽郁に宛てた“マリコ”奈緒自筆の手紙&場面写真公開

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女優の永野芽郁が主演する映画『マイ・ブロークン・マリコ』より、奈緒演じるマリコの場面写真と、奈緒が自筆したマリコの手紙が公開された。屈託のない笑顔を見せるマリコだが、頬には殴られたあざが痛々しく写っている。
【写真】頬には殴られたあざが―映画『マイ・ブロークン・マリコ』、奈緒演じるマリコの場面写真&マリコの手紙
平庫ワカの同名漫画をタナダユキ監督のメガホンで実写化する本作は、やさぐれたOL・シイノトモヨ(永野)が親友の遺骨と共に旅をする姿を描く。先日、カナダ・モントリオールで行われたファンタジア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞した。
うっ屈した日々を送るOL・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友のイカガワマリコが亡くなったことを知る。学生時代から父親に虐待を受けていたマリコのために何かできることはないか考えたシイノは、マリコの魂を救うため、強奪した遺骨を抱いてふたりで旅に出ることに…。
シイノが旅をする中で、マリコの回想と共に出てくる“手紙”は本作にとって重要なアイテム。時代感を感じさせ、そして回想での出演となるマリコというキャラクターを表すためにも重要な手紙は、マリコを演じた奈緒がすべて自筆した。
最初にタナダユキ監督と会った際に「美術部さんが用意されるかもしれませんが、手紙を書いてもいいですか」と相談したという奈緒。タナダ監督からも「書いてほしい」とリクエストがあり、書き始めたが、その時期にシイノを演じた永野も役作りの一環でドクターマーチンを履き始めており、示し合わせたわけではないにもかかわらず、ふたりは同時期に『マイ・ブロークン・マリコ』の旅をスタートさせていた。
原作を読み、心を強く動かされた奈緒は「この作品のために最大限、思いつく限りのことは全部やりたいと思っていました」と話しており、そのひとつとして作品のキーアイテムとなる“手紙”を書いている。
映画『マイ・ブロークン・マリコ』は、9月30日より全国公開。