英エリザベス女王の国葬が執り行われる フィリップ殿下との愛情しのばせる一面も
現地時間の9月19日、英ロンドンのウェストミンスター寺院にて、エリザベス女王の国葬が執り行われた。
【写真】王冠やリースの写真も エリザベス女王国葬の様子
9月8日(現地時間)に崩御した英エリザベス女王の国葬が執り行われた。当日は、安置されていたウェストミンスター・ホールから、同寺院に棺が運び込まれ、チャールズ国王やウィリアム皇太子、アン王女ら王室メンバーが葬列を行った。事前に出席が発表されていた9歳のジョージ王子と、7歳のシャーロット王女は、カミラ王妃と母のキャサリン皇太子妃とともに、車で列に参加した。
葬儀は、イギリスのウェストミンスター寺院のデイヴィッド・ホイル首席司祭が取り仕切り、イギリスの歴代首相や世界各国の指導者、王族など大勢が参列。リズ・トラス首相が聖書の一節を読み上げたほか、英連邦のカナダ勲章を保有する女優のサンドラ・オーの姿もあった。
女王の棺の上には、大英帝国王冠と宝玉、勺杖とともに、バラやギンバイカのリースが置かれた。王室のツイッターによると、このリースには、女王がフィリップ殿下との結婚式で手にしたブーケの一枝から育てた株の葉が使用されてたそう。ほかにも結婚式で歌われた讃美歌が選ばれるなど、亡くなったフィリップ殿下をトリビュートする演出がみられたようだ。
寺院での葬儀の後は、女王の棺は王室メンバーや軍による葬列が行われ、ロンドン近郊のウィンザーへ。城内の聖ジョージ聖堂にて埋葬式が行われた。ウィンザー城では、女王が愛したコーギーやポニーも、女王の帰還を出迎えた。