『スター・ウォーズ』ダースベイダー声俳優が引退 91歳 今後はAI駆使して声作成
『スター・ウォーズ』シリーズで長くダース・ベイダーの声を務めたジェームズ・アール・ジョーンズが同役から引退し、今後公開される関連作品では、AIを駆使して声を作成することがわかった。Vanity Fairが報じている。
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ジェームズ・アール・ジョーンズは、アメリカ出身の俳優及び声優で、『スター・ウォーズ』オリジナル三部作の第一弾『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』以来、長年にわたってダース・ベイダーの声を務めてきた。今年1月に91歳の誕生日を迎えている。
記事によると、彼は、今後のルーカスフィルムの作品で、自身の声を録音したアーカイブを元にAI技術で声を作成できるよう契約を結んだそうだ。
ルーカスフィルムは、AI技術を駆使して合成音声を作成するスタートアップ企業Respeecherの協力を得て、過去に録音された音声を元に、作品に使用する会話を作成することに成功。すでに、Disney+のドラマシリーズ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』の若きルーク・スカイウォーカーの声や、『オビ=ワン・ケノービ』に登場するベイダーの声にも、アーカイブを元に作成したものが使用されているという。
『オビ=ワン・ケノービ』の配信開始を受け、ジョーンズの家族はルーカスフィルムの音声編集者マシュー・ウッドに対し、出来上がりに満足しているとコメントを発表。同作には、ダース・ベイダーのパフォーマンスガイドとしてクレジットされているそうだ。