往年の女優アンナ・メイ・ウォン、アジア系として初めてアメリカの硬貨に
サイレント時代のハリウッドのアイコンとして知られるアンナ・メイ・ウォンが、アジア系アメリカ人として初めて、硬貨になることがわかった。
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Deadlineによると、女性先駆者を称え、毎年5人の女性を25セント硬貨の顔にする「アメリカン・ウィミン・クォーターズ・プログラム」の一環で、選ばれたもの。アンナは、詩人で公民権活動家のマヤ・アンジェロウやアメリカ人女性初の宇宙飛行士サリー・ライド、チェロキー族の酋長ウィルマ・マンキラー、女性参政権活動家ニーナ・オテロ=ウォレンとともにコインの顔となる。ニーナとアンナは一般公募によって選出されたそう。
アンナは、サイレント時代のハリウッドで活躍した女優。14歳でデビューし、3年後の1922年には『恋の睡蓮』で早くも主演を果たした。40年にわたるキャリアを通じ、映画だけでなくロンドンやニューヨークの舞台にも出演。マレーネ・ディートリッヒやジョーン・クロフォード、ローレンス・オリヴィエらと共演を重ねた。1961年に亡くなる前年には、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに星が刻まれている。
彼女の半生を描く伝記映画の製作が発表されており、『クレイジー・リッチ!』や『エターナルズ』のジェンマ・チャンが彼女を演じることが分かっている。