ヘンリー王子の回顧録、タイトルと発売日決定 ダイアナ妃の葬儀にも言及 題名の意味とは
英エリザベス女王の崩御を受けて出版が延期されていたヘンリー王子の自叙伝が、タイトルを「Spare(原題)」として、2023年1月10日に発売されることがわかった。
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JustJaredによると、タイトルの「Spare(スペア)」は、王位継承者が誕生した後に生まれた子どもを指すものとして広く使われてきた言葉だそう。ウィリアム王子とヘンリー王子もこれに漏れず、「王位継承者とスペア(The heir and the spare)」と度々言及されてきた。
出版社の発表によると、本書ではダイアナ妃の葬儀の際、ウィリアム王子とともに母の棺の後ろを歩いた経験について、むき出しの感情が率直な言葉で綴られているという。
著者のプロフィールには、「ヘンリー王子、サセックス公爵、夫で父親、人道主義者、退役軍人、メンタルウェルネスの提唱者、環境保護主義者。カリフォルニア州サンタバーバラにて、家族と3匹の犬とともに暮らす」と書かれているそうだ。
また、この本から得られる収益の一部を、自身が支援する団体に寄付することも併せて発表された。150万ドル(約2億2000万円)を、自身がアフリカ・レソト王国のセーイソ王子とともに設立し、同国とボツワナの青少年を支援する団体Sentebaleに寄付し、30万ポンド(約5000万円)を、自身が長くパトロンを務めるイギリスのチャリティ団体WellChildに寄付するそうだ。
なお、王子は自叙伝を出版するにあたり2000万ドル(約29億円)を得たと報道されているが、正式な発表はなされていない。