ヘンリー王子の慈善団体、アフリカの政府が違法行為を告発 関係の即時終了を言い渡される

ヘンリー王子が会長を務めていた慈善団体「アフリカン・パークス」が、アフリカのチャド政府から、「財務の不正と違法行為」を告発され、15年に及ぶパートナーシップを打ち切られた。
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Peopleによると、「アフリカン・パークス」はチャドのエネディ山地やザクーマ国立公園など、アフリカの13か国で24の国立公園と保護区を管理する団体で、王子は2017年から2023年まで会長を務めたのち、現在は理事として関わっているそう。
チャドの環境省は今週、4ページにわたる報告書で、アフリカン・パークスが「違法に観光収入を集め、マン島の租税回避地の銀行口座を使用して資本と外貨を海外に送金し、チャドに損害を与え、国の銀行・税制規定に著しく違反した」と主張。さらに、密猟を取り締まるレンジャーの装備に適切な投資をせず、「保護活動より観光を優先した」ために、密猟を防ぐことができなかったと指摘。パートナーシップを即時終了すると明らかにしたそうだ。アフリカン・パークスは今年5月にも、独立調査により、一部のパークレンジャーが、先住民をレイプ、暴行、拷問していたことが判明している。
なお、アフリカ支援に力を入れているヘンリー王子だが、今年3月には、レソトのセーイソ王子とともにそれぞれの亡き母を偲んで2006年に立ち上げた慈善団体サンタバリーで、理事長ソフィー・チャンダウカと理事の対立が勃発。これを受け、セーイソ王子ともどもパトロンを辞任し、責任を問う声が上がっていた。